警察庁の公安秘密組織『十三階』は首相の娘である天方美月議員によって解体させられた。
黒江律子と古池慎一夫婦は息子を連れてインドに逃亡するが、古池は過去の殺人容疑で逮捕。
そしてコロンビア大使館に左遷させられたかつての上官が過激派に誘拐されてしまう。
そんななか、律子は十三階の窮地を救うべくひとりで「ユダ計画」を進めていた。
それはまるで悪魔の計画。全貌を決して知ってはならない……。
緊迫のスパイサスペンス、クライマックスのシリーズ第5弾!
著者について
1977年、埼玉県生まれ。
2008年に『私の結婚に関する予言38』で第3回日本ラブストーリー大賞エンタテインメント特別賞を受賞し作家デビュー。
著書には、「十三階」シリーズ、「女性秘匿捜査官・原麻希」シリーズ、「新東京水上警察」シリーズ、「警視庁53教場」シリーズなどがある。
「どんどん背景が変わっていくし、暗いのに愛で溢れているし、騙しあいも面白いし、まぁ、とても気に入っているシリーズです。
今回は海外での誘拐殺人事件を中心とした結構壮大な話で、夫の古池目線のお話でしたが、最後まで気が抜けない展開に引き込まれ、あっという間の一気読みでした。
ここまで律子が狂ってしまってお話は成り立つのかな、と毎回思っていますが、今回もなかなかのものでした。これ、次も続けられるのかなぁ、、?」「あくまでフィクションなんでね、突っ込む箇所は何個かあったけど、娯楽の読み物として十二分に楽しめました。
帯にはクライマックスってあるけど、これで終わっちゃうの?
すっきりしない終わり方だねえ」「十三階シリーズ、愛読してます。
読了した後に抱いた感想は、シリーズの中で一番雑だなと思いました。
これまでとても面白い作品だったために、ちょっと残念でした。」
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