歌舞伎町ゲノム 誉田哲也(著) 中央公論新社 (2021/10/19) 814円

法では裁けぬ悪を始末するという、伝説の暗殺者集団・歌舞伎町セブン。

死んだ親友の交際相手の男を殺して――という女性からの依頼が舞い込み、動き出した彼らだったが……。

「復讐」という言葉のもとに、数々の人間模様を目の当たりする彼らの日々を描く。

新メンバー登場、そして謎の組織も再び動き出す、〈ジウ〉サーガ最新作。

「「ジウ」シリーズに連なる「歌舞伎町セブン」「歌舞伎町ダムド」の続刊です。スピンアウト的な趣もある短編集でどの話もそれなりに面白いのですが、やはり長編が読みたかったというのが正直な読後感でした。本書を読むために読み直した「セブン」「ダムド」が記憶以上に面白かったのでそれは収穫でした。未読の方はぜひ「ジウ〈1〉―警視庁特殊犯捜査係」から順番に読むことをお勧めします。」

「『ノワール』の続きです。ジロウ、市村、杏奈、シン、陣内と、主人公が全部違う連作短編集でした。新しいメンバも加わります。
個人的にこのシリーズは気に入っているので全体的に面白かったのですが、細切れなのでいつもの長編ほどのパワーは感じられませんでした。最初と最後の話は面白かったですが。
それにしてもこのシリーズってこんなに砕けた文章だったっけ…?と若干の違和感を覚えるところもありました。主人公がそれぞれ違うので、文体に違いを出すためのことでしょうか…。まぁ読みやすいというのは、いいことではあるのですがね…。」

「今後に続く短編集でしょうか?シンちゃんのエピソードは少しコミカルで笑えました。なので面白いんてすが、やっぱり重厚な長編を読みたいです。土屋昭子が今後セブンとどう関わってくるのか、続きが早く読みたい。できれば、セブンVS姫川玲子とか読んでみたいです!」


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