革命の血 柏木伸介 (著) 小学館 (2024/2/7) 2,200円

ハードボイルドは死なず!

「裏切りと破壊、薄汚れた時代をぶったぎる瞠目のハードボイルド」 “レジェンド”志水辰夫氏も認めた新時代のエンタメ超大作!

平成末期の2019年、神奈川県警の元公安刑事・吾妻仁志が爆殺された。

吾妻が生前追い続けていた過激派組織“日反”の関与が濃厚だという。

爆弾闘争を繰り広げた日反は幹部らの中東逃亡や内部分裂を経て、事実上の休眠状態だった。なぜ今になって?

平成元年の1989年、横総大の学生・沢木了輔は、吾妻の命を受ける形で、同大の日反組織に潜入していた。

接近したのが日反幹部の娘とされる月原文目だ。

沢木は文目とともに警視庁と合同で立案されたプロジェクトに深入りしていくも、悲劇とともに計画は頓挫した。

改元前夜、血塗られた30年前の計画に、公安刑事となった沢木が分け入ると官邸、警察、過激派、それぞれの思惑が絡まった国家の陰謀が見えてきた。

相次ぐ関係者の死、行方をくらました日反幹部の出現、そして裏切り…ノンストップで展開する新時代のハードボイルド、ここに完成!

第15回「このミステリーがすごい!」大賞・優秀賞を受賞し、2017年に『県警外事課クルス機関』でデビュー。

以降、数々の警察・諜報小説を発表してきた著者ですが、意外にも、本作が単行本デビューとなります。

また、大学時代を過ごした横浜が舞台です。

広く、そして深く…スケールアップしたエンタメ超大作をぜひお楽しみください。


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