経験に学ぶな 菅野晴隆(著) クロスメディア・パブリッシング(インプレス) (2020/10/9)

弁護士だけが知る、生き方・働き方の処方箋31

悩み多き人たちへ

数千件の事案を担当してきた敏腕弁護士だから伝えられること

恋愛・仕事・家族・人間関係……生きるうえで悩みやトラブルはたくさんあります。

本書は弁護士経験20年超、数千件の家事事件を担当した著者が、実際の相談者たちから学んだ「人生の教訓」を一冊にまとめました。

良いこと悪いことを問わず、物事にはある種のパターンがあります。そしてそれらの多くは、ちょっとしたアドバイスによって改善されることがあります。

「結婚後も夫婦円満でいられる秘訣」
「部下や後輩を持つ人はとくに気をつけること」
「「言葉」のトラブル解決法」

など、ちょっとした言動や心がけで、人間関係や仕事が円滑に進む方法が満載!

また、タイトルの「経験に学ぶな」は、ドイツの名宰相であるオットー・フォン・ビスマルクの「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」から名付けました。

「経験に学ぶな」とは少々過激な言い方ですが、「経験に学ぶことが悪い」ということではありません。

「自分自身が失敗して覚える経験も必要だが、それが致命的なものになっても困るので、自分自身の経験だけではなく、多くの人たちの経験(=歴史)から教訓を得て、すばらしい人生を送ってほしい」という思いを込めています。

「頑張ってもうまくいかない」など、恋愛・仕事・家族・人間関係でお悩みの方にぜひ読んでほしい一冊です。

目次
はじめに 弁護士は、もっと身近な存在でありたい ?「人生応援弁護士」を目指して

第1章 恋愛の処方箋 男女のトラブルから学び、円満な関係を保つ
彼氏・彼女があなたから離れないために
結婚前に相手の価値観、子どもの教育方針、金銭感覚などを徹底的に確認する
結婚後も夫婦円満でいられる秘訣
嘘を暴きたければ、外堀から攻める ?やむを得ず浮気の慰謝料請求を考えるあなたへ?

第2章 働き方の処方箋 仕事のトラブルや他者の仕事術から学び、転ばぬ先の杖を得る
仕事のトラブル
労務問題は「今そこにある危機」
部下や後輩を持つ人はとくに気をつける
余計な一言は言わない
過ちは繰り返すべからず
迅速な決断が人生を変える
踏ん切りをつけて新たな人生を歩む
相手を説得するには「傾聴」から

仕事術
交渉は入念な準備とテクニックで成功にもちこむ
言葉による治療〈ムントテラピー〉を用いる
能率を上げる「シングルタスク」
翌日の仕事を少しだけやり始めてから帰る
仕事は下りエスカレーターを駆け上がるようなもの

第3章 家族の処方箋 親子問題や介護・相続のトラブルから学び、平穏な日々を過ごす
親子関係のトラブル
「子はかすがい」の犠牲になる子ども
子どもの気持ちを置いてきぼりにしていませんか?

高齢化社会のトラブル
超高齢化社会における自動車事故
「認知症になったおばあちゃんもいいね」と言える社会

相続のトラブル
相続における「遺留分」をご存じですか?
「マイナスの相続」とは!?

第4章 生き方の処方箋 人間関係のトラブルから学び、ストレスフリーな人生を送る
「言葉」のトラブル解決法
軽い気持ちで嘘を重ねるのはやめよう
謝るときは言い訳をしない
言葉を付け加えて謝るテクニックもある

良い人間関係を構築するために
ご褒美(インセンティブ)で人を説得する
会いたくない人とは会わない

人生を上手く歩むには
危険からできるだけ早く離れる
良いことよりも悪いことが起こると思う

終章 今を生きるということ
ウィズコロナ、アフターコロナ
未来を変えるためには

おわりに

「ネタバレになるので内容はかけませんが、法廷での反対尋問の下りが生々しすぎて、心臓ドキドキしました。離婚を考えている方は一旦立ち止まり深呼吸し「離婚する前に」読んでください。きっといい方向に導いてくれると思います。」

「読み始めた時は「20年前に読みたかった」と思いましたが、間違いでした。結婚を考えている方、子育て中の方、何か決断を迫られている方、老後について考えておられる方、どなたが読んでも心に響きます。更に再読してみると、自分の今の立ち位置で、印象に残る章も変わります。」

「弁護士と聞くと、何か大きなトラブルがあったときに、、、というイメージがありましたが菅野先生の著書には大小様々なトラブルを未然に防ぐ為の予防法がとてもわかりやすく書いてありました。また、人間関係など日常生活に潜むトラブルに繋がりかねない悩める点においても様々な実体験をもとにした助言がいくつもありました。」


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