服に付く脇汗による黄ばみには4つの原因が考えられます。
汗腺の色素
汗を出す汗腺には、エクリン腺とアポクリン腺の2種類があるのはよく知られています。
エクリン腺は全身にある普通の汗腺です。
サラサラした汗で色も臭いもありません。
いっぽうの、脇汗を出すアポクリン腺には、水分以外にアンモニアや脂質、糖質、タンパク質が含まれているのです。
さらに黄ばみの元となる「リポフスチン」と言う成分含まれているので、服が黄ばんでしまうのです。
制汗剤
脇汗対策としてよく使用されるのが制汗剤です。
よかれと思って使用するのはいいのですが、体質に合ってないものを使用することもあります。
そうなると、汗と化学反応を起こして黄色い色を出すことがあるのです。
服の黄ばみが気になりだしたら、一時的に使っている制汗剤をやめてみましょう。
それで黄ばみがなくなったら、制汗剤が原因なのです。
汗腺機能の低下
疲労したり、エアコンの効いた部屋に長時間いたりすると、汗腺機能が低下します。
汗腺機能が低下するとどうなるのでしょうか。
普段は無色無臭のエクリン腺から出る汗も、余分なミネラルや鉄分などが混じってきます。
そうなると、色が濃くなってしまうのです。
緊張が原因となることも
緊張したときに、脇の下にジワ~ッと汗をかくことはよくあります。
そのときにかく汗は、エクリン腺から出るサラサラの汗ではありません。
アポクリン腺から出るベタベタした汗なのです。
前述しましたが、アポクリン腺の汗は色素を含んでいます。
緊張したときにかく汗が黄ばみの原因となるのです。