キネマの神様 原田マハ (著) 文藝春秋 (2011/5/10)

無職の娘とダメな父。ふたりに奇跡が舞い降りた!

39歳独身の歩は突然会社を辞めるが、折しも趣味は映画とギャンブルという父が倒れ、しかも多額の借金が発覚した。

ある日、父が雑誌「映友」に歩の文章を投稿したのをきっかけに歩は編集部に採用され、ひょんなことから父の映画ブログをスタートさせることになった。

〈ゴウ〉のハンドルネームで父が書くコラムは思いがけず好評を博し、借金とギャンブル依存から抜け出せそうになるが、ある時〈ローズ・バッド〉を名乗る覗の人物に反論されて……。

〝映画の神様〟が壊れかけた家族を救う、奇跡の物語。

「志村けんさんが主演予定だったと聞き、興味を持ち読ませて頂きました。小説を読みながら三度泣きました。映画への愛が詰まってます。「ニューシネマパラダイス」の感想を読んだあたりから、物語に引き込まれてしまいました。出てくる登場人物がみんないいです。ゴウVSローズレッドのレビュー合戦は本当に面白く読みました。結末は涙でした。志村さんでゴウを見たかった。」

「とっても良かったです。泣けました。原田マハさんは楽園のカンヴァスではまりました。キネマの神様は、細部や構成は楽園のカンヴァスに及びませんが、勢いがあって素直に感動できます。出て来る映画が一般的な映画で、変に凝っていないところが好感が持てます。読んだ後に、映画館へ行きたくなります。映画の物語であり、親子の物語でもあります。ずっと大事に出来る本に出合えました。」

「知人に勧められて読みはじめました。志村けんさん主演で映画化される予定だったということで、思わず円山郷直を志村さんに重ねてしまいました。見られないのが本当に残念です。だらしないながらも家族思いで、誰にでも親しみを持って接し、そして映画をこよなく愛し、これが自身や家族の生活を変えることにもなる。時折、涙しながらとても心が温かくなり、あっという間に読み終えました。この時期よい本に巡り合え、勧めてくれた知人に感謝しています。」


(↑クリックするとAmazonのサイトへジャンプします)

 

おすすめの記事