四百三十円の神様 加藤元(著) 集英社 (2019/2/20) 704円

ブレイク必至!

今!40代の本好きが注目する女性作家

”助けて。一生のお願いだから”夜明けの牛丼屋。バイトの岩田が眠気と戦っていると、派手な女が転がり込んできた。

懇願する彼女に一体なにが!?(「四百三十円の神様」)

動物病院に立派な刺青を入れた老人がやってきた。

クセのある彼は弱った拾い猫を次々と連れてくる。

だが、彼は急に姿を見せなくなり、心配した獣医が彼の家を訪ねると!?(「いれずみお断り」)

心を揺さぶる、注目女性作家の珠玉短編集。

「どこにでもいそうな登場人物。…なんだけど、やっぱりちょっとだけ自分なりのこだわりや、過去の闇がある。あるいは、思いがけない奇縁で不可思議な出来事や人物に遭う。
どちらかというとダメな人、うまくいってない人が多く登場する。その人たちに解決や逆転は起きないけれど、でもそれでいいじゃない、と肯定するような描き方である。
作品の魅力をうまく語れないけれど、読んで良かったという温かみが残る。」


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