伊坂幸太郎史上もっとも切なく、でも、あたたかい。
僕たちは双子で、僕たちは不運で、だけど僕たちは、手強い双子の兄弟が織りなす、「闘いと再生」の物語
常盤優我は仙台市内のファミレスで一人の男に語り出す。
双子の弟・風我のこと、幸せでなかった子供時代のこと、そして、彼ら兄弟だけの、誕生日にだけ起きる不思議な現象、「アレ」のこと――。
ふたりは大切な人々と出会い、特別な能力を武器に、邪悪な存在に立ち向かおうとするが……。
昨日発売の文庫の新刊が届きました??
「伊坂幸太郎史上もっとも切なくて、でも、あたたかい」ですって。
どんな話なんだろう?ふふ、期待させますね。伊坂さんのは「逆ソクラテス」がとても好きなんです。そんな感じかな?
なにはともあれ、先に読んじゃいます。 #フーガはユーガ #伊坂幸太郎 pic.twitter.com/gkGO6zaPHz
— junko.risu (@junko_risu) October 8, 2021
「伊坂幸太郎作品には、独特の悪が存在しますね。 今回は主役が双子であるだけに、その悪もダブル盛りです。
前半のエピソードやセリフなどが終盤に回収され、加速感のある展開、胸のすく様な勧善懲悪な展開、さわやかな余韻のあるラストといった伊坂幸太郎エッセンスはキチンと盛り込まれていますので、今までの伊坂幸太郎作品が好きな方ならハズレなしです。
また、「砂漠」、「オーデュボンの祈り」など過去作品のキャラクターがチラリと出ていて、思わずニヤリとさせられます。(これも伊坂幸太郎作品らしいか)
とても楽しめました。」「伊坂幸太郎さんの本はほとんど全て読みました。後半の畳んでくる感じで一気に読ませられます。少しエグい描写もありますが、話全体の読後感はいい感じでした。
ただ、伏線がいくつか回収されないのと少し消化できない疑問が残りました。」「展開はさすが伊坂幸太郎という素晴らしいものがありますが、事件がなんとも陰惨で非常に後味が悪いです。昔は結構平気で読んでましたが、平気でなくったということは年取ったのかなぁ!
でも、良くも悪くも伊坂幸太郎が詰まってますよ!」
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