“無口な男”高倉健がなぜ心を開いたか?
- 「わかります、わかります」は信用されない
- この人なら話してもいいと思わせる秘訣
- 聞き出すとは、教えてもらうこと
特ダネ記者が昭和・平成・令和の秘話で解説
記者となって半世紀、数々の特ダネをつかんできた著者。
世間があっと驚くような話を、どうやって聞き出してきたのか。
そこには相手の心を開くこまやかな気遣いとテクニックがあった――。
これまでインタビューしてきた各界著名人との秘話や、歴史に残る大事件の裏側にふれつつ、話すつもりのなかったことまでしゃべらせる秘訣を解説してゆく。
- 「だから」に「ね」をつければ険悪さが消える
- 健さんの心を動かした、まさかの〝物真似〟
- 「でも」「いや」「ただ」は話の腰を折る禁句
- タモリさんの細やかな観察が生む深い質問
- 記者は捜査員の奥さんに気に入られてナンボ
- 「あなたにとって○○とは」の質問は諸刃の剣
- 話は「現在―過去―未来」の流れが大切
- 被疑者が〝落ちる〟言葉「アホやなあ」
著者について
毎日新聞客員編集委員。早稲田大学政治経済学部卒業後の1969年毎日新聞社に入社。論説委員、「サンデー毎日」編集長、夕刊編集長、専門編集委員などを歴任。毎日新聞(大阪)の大人気企画「近藤流健康川柳」や「サンデー毎日」の「ラブ YOU 川柳」の選者を務め、選評コラムを書いている。10万部突破のベストセラー『書くことが思いつかない人のための文章教室』『必ず書ける「3つが基本」の文章術』(ともに幻冬舎新書)など著書多数。長年MBS、TBSラジオの情報番組にも出演する一方、早稲田大学大学院政治学研究科のジャーナリズムコースで「文章表現」を担当してきた。MBSラジオ「しあわせの五・七・五」などにレギュラー出演中。
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