江戸を舞台に、個性豊かな三人の婆たちの日常とその周りで起こる悲喜劇をコミカルに描く「女性の老後」をテーマにした長編小説。
名手宅の祐筆(文書や記録を取り扱う職)を得て静かな余生を過ごしたいお麓(ろく)は、おはぎ長屋という長屋に住んでいた。
これで老後の安泰は約束されたと思い込んでいたが、その平穏な暮らしはわずか一年で終わりを迎えた。
お菅(すげ)が越してくると、さらに半年後にはお修(しゅう)がやってきたのだ。
二人の幼馴染はお麓の長屋を毎日欠かさず訪ねてきては、心底どうでもいい話をしゃべり散らす。
お麓はこの先、二人とうまくやっていけるのか。
安穏に暮らすはずの余生はどうなってしまうのか。
さらには、いろいろな事件に巻き込まれていき……。
何が悲しくて婆三人つるまなければならぬのか……#直木賞 作家 #西條奈加 が女性の老後をテーマに描く
江戸町人のドタバタ時代劇『#姥玉みっつ』の冒頭を特別公開????#人情もの #江戸 #読書好き https://t.co/TFnCdybQTC— 潮プラス (@plus_usio) April 13, 2024
「自分に良く似ているので、面白かった。」
「彼女の作品で最もつまらなかった作品が直木賞に選ばれ、作風が一変しないかと心配したが…
杞憂だった。
発想がユニークでおもしろく読めた。三婆の個性も、うまく書き分けられている。
それにしても、直木賞の選考委員たちの感覚はどうなっているのだろう?
山本周五郎を泥臭くしたような人生訓を垂れ流す葉室麟や、題名を一ひねりしただけの青山某を選ぶのだから…。」「時代人情モノはこうでなくちゃ。の、気持ちよさですねー。
正しい秘密の暴露と炎上と成敗ってこういうヤツよね。楽しく読みました。」
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