ワキの臭いが全てワキガと勘違いしている人が多いようです。
ワキの臭いとワキガというのは違います。
それでは、ワキの臭いがひどくなったのがワキガというのか、というのも少し違うのです。
というのも、ワキガというのは腋臭症(えきしゅうしょう)というれっきとした疾患です。
体臭の元となるのは汗腺の中でもアポクリン腺というもので、ここから出る汗が強い臭いを発生させるのです。
アポクリン腺は誰でも持っているものです。
それでも、ワキガになるとこのアポクリン腺の数がとても多くなります。ここが一般の体臭がきついというのとワキガの違いです。
そして、ワキガは疾患ですから、自分でワキガと決めつけるものではありません。
皮膚科などの医師が診察して、「これはワキガだ」と判断することでワキガになるのです。
ですから、診断されるまでは自分でワキガと決めつけることはできないということですね。
もっとも、アポクリン腺が多いとそれは目で見てわかるようです。通常の皮膚とは明らかに違う、赤いイクラ状のぶつぶつができるということですから、それを目安にしておくといいでしょう。
誰でも体臭はあります。気にしすぎてもそれが普通だと考える頭の切り替えも必要なのです。