著者は、古代のDNAを復元するという困難な研究に、世界にさきがけて取り組んだ。
長年の試行錯誤の末に、衝撃的な新技術「次世代シーケンサー」でついに約4万年前のネアンデルタール人のDNAの増幅に成功する。
そのDNAは、非アフリカ人のホモ・サピエンス―日本人を含むアフリカ「以外」の現生人類すべてに、数パーセント共有されていた!つまり、約5万年前にアフリカを出た現生人類は、中東でネアンデルタール人の遺伝子を取り込んで、世界中に広がっていったことの証拠が明らかにされたのだ。
世紀の発見を成し遂げた科学者が、30年以上の苦闘のすべてを明かす。
#朝日新聞 書評にて #『直立二足歩行の人類史』 が紹介されました! 話のマクラが #スヴァンテ・ペーボ 先生ですw
ペーボ先生の #『ネアンデルタール人は私たちと交配した』と合わせてお読みいただけると大変に楽しいです! pic.twitter.com/mM6F4LD5kW— 文藝春秋 翻訳出版部 (@bunshun_honyaku) October 29, 2022
「著者のスバンテ・ペーボ氏は2022ノーベル生理学・医学賞を受賞。受賞内容の理解の大きな助けになるのが本書である。」
「「交配」という語彙に惹かれますが、学術的で最初に期待した「交配」の二文字をすっかり忘れて読み進みました。最初の出会いと恋の駆け引きはどの様だったのでしょう。時空を超えた想像をかき立てます。」
「日本人が苦手な、外部の人々と協力して、ネアンデルタール人の遺伝子解析に成功したのは、凄いし、感動しました。日本人の課題を示してくれたと思います。」
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