苦しい時は電話して 坂口恭平(著) 講談社 (2020/8/19)

死にたいほどつらくて苦しい時、人は何をするのが最も良いのか?

躁鬱病を患う著者が、「死にたい人」からの電話を10年受け続けてわかったこと。

死にたくなるのは懸命に生きてるから―そのエネルギーは、きっと転換できる。

【著者メッセージ】
090-8106-4666

これは僕の携帯電話の番号です。

僕は「いのっちの電話」という、死にたい人であれば誰でもかけることができる電話サービスをやっています。もちろん無償です。本家本元「いのちの電話」がほとんどかからないという現状を知り、2012年に一人で勝手にはじめました。1日に5人ほどかけてきます。なので、1年だと200人弱。もう10年近くやっています。

なんでこんなことをはじめたのか。

なぜなら、自殺者をゼロにしたいと思っているからです。

自殺者がいることが当たり前になってしまっている。そのこと自体が異常なのではないかと僕は思います。もちろん、それぞれの人生はそれぞれに決めることができるので、自ら死にたい人を止めようとするのはどうなのか、それも人間の自由ではないかと思われる方もいると思います。

僕も何度かそう言われたことがあります。そう言われれば、わからないことはありません。いや、どうかな……やっぱり納得できないところがたくさんあります。

なぜなら僕自身も死にたくなるからです。

あなただけではないんです!

もちろん、1年に何万人もの電話を受けることはできません。僕にできるのは1日に10人が限界だと思います。そこで、いつも電話で話していることをこの本に書いてみることで、電話だけで対応できない人々にも、死ななくてもいいんだと感じてもらえるのではないか。

そんな気持ちからこの本を書くことにしました。

レビュー

「救われる人がたくさんいるはず。精神科医は休め、休めと言うが、それはもはや怠慢だと思う。当事者でないと、絶対に書けない文章。私は「つくる」方を選びたいと思う。」

「躁鬱病の筆者が、自身の体験を基に、「死にたい」と思っている人と対話をする「いのっちの電話」を開設した。
自分の携帯電話の番号を開示するなんて大胆なことであるが、それでも、死にたいと思っている人達の声を聞き、その人達が自殺を思いとどまってくれればそれでいい、という筆者の考えに共感した。
死にたいと思うほど心理的に追い詰められている人に、でもちょっと待って、こういうことをしてみたらといろいろな提案を与えてみる手法はとても有効だと思った。
多少、自己陶酔的な表現もあるが、自殺者をゼロにしたいと願う筆者の努力を私は笑えない。
私もひょっとしたら、筆者に電話をかけることがあるかもしれないまと思った。」

「辛い気持ちがあって電話しましたけど上から目線な言動で鼻につきました。
リスカやオーバードーズを進める人なので死にたい人は電話しないことをオススメします。話を聞くって嘘ですから。
何故この人が評価されるのか分からない。」

 

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