奇妙な瓦版の世界 江戸のスクープ大集合 森田健司(著) 青幻舎 (2020/1/2) 2,750円

江戸のゴシップ紙!? 嘘か真か?

江戸を沸かせた大事件簿100。

江戸時代、違法出版物として毎日数多く発行された「瓦版」は、庶民の好奇心を満たすメディアとして大変人気を博した。

黒船来航、戊辰戦争などの歴史的出来事から、敵討ちに天災地変、はては人魚の目撃情報まで、硬軟自在なネタで庶民を夢中にした。

本書では現存する貴重な瓦版を解説とあわせて掲載し、その魅力を初めてビジュアル面から紹介する。

■目次
01. 怪異と珍獣
02. 黒船来航
03. 敵討
04. 戊辰戦争
05. 江戸の大事件
06. 大火と地震
07. 美談と奇談
08. 見立番付
09. 明治の瓦版

「諸星大二郎の『妖怪ハンター 稗田の生徒たち 美加と境界の神』の一話。“悪魚の海”のモトネタとおぼしき
[越中に出現、十メートルの人魚]を見つけ大いにそそられた!期待した“未確認動物”の項は控えめ。今では動物園の定番になってる、ゾウやアザラシ、ラクダ、火食い鳥など“珍獣”への熱い眼差しが新鮮。」

「違法出版物として取り締まられつつ、お上の目を掻い潜り庶民の好奇心を掻き立ててきた瓦版。敵討ち、事件から地震雷火事といった災害。黒船来航から戊辰戦争といった歴史のヒトコマ。」

「“全国温泉ランキング”や“全国食材ランキング”なんて飛び出した日にゃ、現代のワイドショーと同じことをはるかお江戸の昔からやってるのか?と、呆れたり感心したり。[偽の外国語による罵詈雑言集成]には笑った!!
“ごろをとすぱある”?
“てれつきまあるぺく”?
“あかんけしどころむ”?
きっと、藤村有弘やタモリの御先祖様みたいのがいたんだろうな。」


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