江戸のゴシップ紙!? 嘘か真か?
江戸を沸かせた大事件簿100。
江戸時代、違法出版物として毎日数多く発行された「瓦版」は、庶民の好奇心を満たすメディアとして大変人気を博した。
黒船来航、戊辰戦争などの歴史的出来事から、敵討ちに天災地変、はては人魚の目撃情報まで、硬軟自在なネタで庶民を夢中にした。
本書では現存する貴重な瓦版を解説とあわせて掲載し、その魅力を初めてビジュアル面から紹介する。
本日紹介する本は「奇妙な瓦版の世界(青幻舎)」です。妖怪の目撃証言、美談・奇談にランキング・・・違法出版物として江戸の庶民の興味や好奇心を掻き立てたであろう瓦版を、解説と共に掲載したユニークな本がこちら。「手作りのメディア」の面白さにページをめくりながらニヤリとしてしまう一冊です。 pic.twitter.com/tp8Uh2OGGT
— 八戸市 木村書店@サイン本注文受付中 (@kimurasyotenn1) February 7, 2020
■目次
01. 怪異と珍獣
02. 黒船来航
03. 敵討
04. 戊辰戦争
05. 江戸の大事件
06. 大火と地震
07. 美談と奇談
08. 見立番付
09. 明治の瓦版
青幻舎9784861527630『奇妙な瓦版の世界』(森田健司)2,500円。江戸時代の瓦版100枚を紹介する一冊。第一章の「怪異と珍獣」、第五章「江戸の大事件」を眺めていると、いつの時代にも某スポーツ新聞のような姿勢の作り手がいるのだなあと楽しくなってきます。 #新刊 pic.twitter.com/VPAO1irXEg
— 日販_商品データ担当 (@NippanS) December 19, 2019
「諸星大二郎の『妖怪ハンター 稗田の生徒たち 美加と境界の神』の一話。“悪魚の海”のモトネタとおぼしき
[越中に出現、十メートルの人魚]を見つけ大いにそそられた!期待した“未確認動物”の項は控えめ。今では動物園の定番になってる、ゾウやアザラシ、ラクダ、火食い鳥など“珍獣”への熱い眼差しが新鮮。」「違法出版物として取り締まられつつ、お上の目を掻い潜り庶民の好奇心を掻き立ててきた瓦版。敵討ち、事件から地震雷火事といった災害。黒船来航から戊辰戦争といった歴史のヒトコマ。」
「“全国温泉ランキング”や“全国食材ランキング”なんて飛び出した日にゃ、現代のワイドショーと同じことをはるかお江戸の昔からやってるのか?と、呆れたり感心したり。[偽の外国語による罵詈雑言集成]には笑った!!
“ごろをとすぱある”?
“てれつきまあるぺく”?
“あかんけしどころむ”?
きっと、藤村有弘やタモリの御先祖様みたいのがいたんだろうな。」
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