漢方的おうち健診 櫻井大典(著) 学研プラス (2021/7/1) 1,540円

顔をみるだけで不調と養生法がわかる。

顔は「不調のサイン」をうつし出す鏡です。

顔をみるだけで、自分の体やこころの状態から、体質、不調とその原因、隠れた病気のリスク、不調改善するためのセルフケア法まで、さまざまなことがわかります。

人気漢方家がわかりやすく教える「おうち健診」と「ゆるゆる養生」で、今日から私が「私の主治医」に。

朝、鏡にうつる自分の顔をみながら「あー、なんだか調子悪い。今朝は目の下にクマが出てるし」と思ったり、家族や友人の顔をみて「今日は血色がいいね」とか「顔色が悪いよ、大丈夫? 」と声をかけたりすることがあると思います。

それを中医学(東洋医学の一種)の専門家がもっと細かくみることを、“望診(ぼうしん)”といいます。

専門家は専門知識と理論をもとに望診を行いますが、理論などを知らなくても、みなさんも日々なんとなく“望診”をしているのです。

本書を読むと、普段みなさんが漠然と行っている“望診”を少し専門的にできるようになります。

つまり、私たちが日常的にやっていることを少し意識的に行って、顔の変化を観察していだけで、なぜそれが起こっているのか、どんな不調や異常のサインなのかを判断できるようになるのです。

さらに、自分の体質や気をつけたい病気までわかります。病気の手前の“未病(みびょう)”を発見し、病院へ行くほどではない「なんとなく不調……」という状態の改善に役立つ養生法(セルフケア法)を知ることもできます。
ここまで読んで「でも、東洋医学ってなんだかハードルが高そうだし、養生法も難しいのでは? 」と感じる方もいらっしゃるかと思いますが、そんな方にこそ、本書をおすすめします。著者・櫻井大典さんが日ごろツイートしている、ゆるい養生つぶやきと同様、本書で紹介する養生法も、食養生を中心とする簡単なものばかり。

また、顔のチェックもパーツごとに多数の状態を項目出ししているので、鏡をみて、自分があてはまる項目のページを読むだけで簡単にできるようになっています。

ほんの少しの知識があれば、何か不調が出ても慌てなくてすみます。

自分の体とこころは、自分でととのえる。

小さな不調は、ゆるい養生で改善する。

あなたも、鏡で顔をみて、体とこころをラクにしましょう。

「ほかの著者さんの本を読んで興味を持っていた「五臓」。東洋医学を深く理解するには大切な概念のようですが、難解だなあと思っていました。でも、本書では櫻井先生のやさしい言葉で解説されていて、チェックリストもあるので、自分の五臓タイプがわかりました。それを参考に、自分に合う養生を実践しています。不調のときにおすすめの漢方薬が紹介されているのも、とても助かります!」

「特に、家族持ちの方は、パートナーやお子さんの体調をチェックできるのがいい。」

「とてもいい本ですね。今日はどうかな?と自分に気持ちを向ける時間ができました。リビング用に小さい鏡を買い、本とセットでいつもスタンバイ中です。ちょっと学校の教科書みたいですが、そこも好きかな。」


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