恐竜・古生物図鑑 グレゴリー・F・ファンストン (監修), ヘイゼル・リチャードソン (著), 田中康平 (監修, 翻訳), 喜多直子 (翻訳) 創元社 (2022/12/23) 3,080円

恐竜と古生物が詳しくわかるポケットガイド

フィールドワークにも携帯しやすいコンパクトなサイズでありながら、内容豊富な自然科学ハンドブックシリーズ。

第1弾は最新の科学的知見をもとに恐竜をはじめとする古生物の生態、進化、分類を学べる恐竜・古生物図鑑。

前半では生物の分類、進化、地質時代、化石などの基礎知識を解説。

図鑑部分では700点以上のイラストとともに、200種以上の恐竜・古生物を取り上げ、化石産出地や人との比較を交えて特徴を詳しく紹介。

米国スミソニアン協会公認。

【目次】
はじめに
生物の分類
恐竜とは?
恐竜と鳥類の進化
哺乳類の進化
地質時代
化石とは?
先カンブリア時代
カンブリア紀
オルドビス紀
シルル紀
デボン紀
石炭紀
ペルム紀

中生代
三畳紀
双弓類
単弓類
ジュラ紀
獣脚類
竜脚形類
鳥盤類
その他の双弓類
単弓類
白亜紀
獣脚類
竜脚類
鳥盤類
その他の双弓類
哺乳類

新生代
古第三紀
哺乳類
鳥類
新第三紀
哺乳類
鳥類
第四紀
哺乳類
鳥類

その他の恐竜
用語解説
索引
謝辞

「一つの恐竜ごとに知りたい事がコンパクトにまとまっている。時代に沿って分類ごとに表記されていて、人間との大きさ比較や生息域の地図も表記されているのが目で見ても楽しい。また、魚竜や翼竜なども、きちんとその他として分類されている。詳しくない人でも興味深く、楽しめる本だと思う。予約注文した為、不安もあったけど間違いなく、買って良かった本。」

「はじめにに単系統群は進化という点で無意味とあり、トリケラトプスも雀も恐竜のうちと聞いて本書を手にした初心者は分類に一層興味を持てるでしょう。恐竜の直立歩行にも言及があり、構成上もプテラノドンやモササウルスが恐竜でないことが分かりやすくなっています。新生代の章では最初にイカロニクテリスやアンブロケトゥスが載り、白亜紀末の大量絶滅の後の哺乳類の適応放散がよく分かります。イグアノドンは見開きで紹介されて親指のスパイクも掲載され、当初角と思われたことなども記述してほしかったと思いましたけれど、楽しめました。」


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