京都不案内 森まゆみ (著) 世界思想社 (2022/12/2) 1,760円

京都を暮らすように旅する――。

市民運動のやり過ぎから免疫低下でがんになった。

治療の後、体にいいことをするため京都へときどき転地。

気功をし、映画を見、銭湯に入り、ごはんを食べて語り合う。

観光客の集まる古都とは違う何かが見えてくる。

還暦を過ぎて、ふたたび京都に通うようになった。

それまでは、仕事で行っても、ゆっくり滞在しないですぐに帰ってきた。

ホテルも高いし、食べ物屋も高い。

名所旧跡は混んでいる。

もうひととおり見ちゃったしな。

それも今よりずっと空いている、風情のある時代に。

それに私は京都がなんとなく苦手だった。

理由は判然としない。

しかし、大きな病を得て、私は京都で樹木気功をやることにしたのである。

【目 次】

はじめに

第1章 樹木気功で体を治す
第2章 バスと自転車
第3章 ゲストハウスとアパート探し
第4章 カフェとシネマ
第5章 がらがらの京都
インタビュー① 法然院貫主・梶田真章さんに聞く――学びの場としてのお寺

第6章 散歩で建築を楽しむ
第7章 古都の保存と開発
第8章 宿の周りでひとりごはん
第9章 京料理屋の大忠にて
第10章 吉田山の話
インタビュー② 女性史・生活史研究の西川祐子さんに聞く――偶然を必然に変えて

第11章 鴨長明『方丈記』と「足るを知る暮らし」
第12章 子規の京都
第13章 吉井勇と祇園
第14章 漱石の女友達・磯田多佳
インタビュー③ 染織家・志村ふくみさんに聞く――”見えないもの”に導かれて

第15章 つたちゃん、たねちゃんのこと
第16章 ヒッピーとタイガース
第17章 居酒屋で聞く話
第18章 五代友厚と二人のスリランカ人
インタビュー④ 田中ふき子さんに聞く――農婦として六〇年

京都リヴ・ゴーシュ――あとがき

「「はじめに」で著者自身も「私は京都がなんとなく苦手だった」とある。ああ、やはりそうか、京都は苦手というのは非京都人の共通感覚なんだ。だから、数少なくても京都人の知己を頼りにして少しずつ「一見さん」から脱するしかないんだ。努力なくして本当の京都は楽しめず!」


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