十年前、洋食屋を営んでいた父親が通り魔に殺されて以来、母親も失踪、それぞれ別の親戚に引き取られ、不遇をかこつ日々を送っていた小林姉妹。
しかし、妹の妃奈が遺体で発見されたことから、運命の輪は再び回りだす。
『レモンと殺人鬼』くわがきあゆ
終始ハラハラしながら読了。二転三転、四転五転、最終何転したのかすら分からない…後半の怒涛の展開から、もう誰も彼も信用出来なくなってきた。読み終えて巧妙な伏線に気づき、再読開始してみると今までと全く違う世界が見えてくる。装丁の凝り具合も素晴らしい。 pic.twitter.com/WRWTbQM2Np— バンビ??狗巻棘Cosplayers (@bigban715) May 19, 2023
「どんでん返しが大好きな私にとって最高の作品でした!
最初から最後まで、物語にどんどんと引き込まれていき、そしてある一文で鳥肌が立ちました。
狂気に満ちた人間たちに翻弄されて、読み終わったあとは放心状態になります。
沢山伏線がはってあるので、何度も読み返したくなる作品です!」――齋藤なぎさ(女優・声優)「二転三転四転五転の展開にねじ伏せられました」――瀧井朝世(ライター)
被害者であるはずの妃奈に、生前保険金殺人を行なっていたのではないかという疑惑がかけられるなか、
妹の潔白を信じる姉の美桜は、その疑いを晴らすべく行動を開始する。
「レモンと殺人鬼」 #読了
登場人物それぞれの個性は強いが、
全員が中途半端に描かれてるように感じた個性が強い故に、
誰が犯人でも別に驚かない
という気持ちが芽生えて、ミステリー的要素を楽しめなかった…でも話題の本に手をつけるのって大事??
#読書好きな人と繋がりたい
#読書垢 pic.twitter.com/br23Kpcj80— ことぶき (@honsiru11510) May 23, 2023
「”身に降りかかった災難に合理的な説明はつけられない。だが、乱れた心を不思議と納得させられる表現がある。そういう星の下に生まれたのだ。”2023年発刊の本書は『このミス』文庫グランプリ受賞、屈折した女性がテンポよく疾走していく物語。」
「このミステリーがすごい大賞のグランプリ作品。緻密に練られた伏線と、怒涛の展開に引き込まれる、今年1番面白い作品でした。映像化して欲しい。」
「どんでん返しはあったけれど‥正直求めていたのとは違った。あまりに急展開と誰それ?感が大きくて変に拍子抜けしてしまった。
作者は主人公の「美桜」の人物描写は妙に上手い。まるで自分をモデルに書いたのかというぐらいに。ただ他の人物描写は妙に中途半端な印象。たぶん詰め込み過ぎたのだと思う。1番大事とも言える文章はとても綺麗で読みやすい方なので、あまり奇抜なものでない作品をじっくりと書いて欲しいです。また読んでみたい作家さんではあります。」
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