人生の最後に食べたいおやつは何ですか――
若くして余命を告げられた主人公の雫は、瀬戸内の島のホスピスで残りの日々を過ごすことを決め、穏やかな景色のなか、本当にしたかったことを考える。
ホスピスでは、毎週日曜日、入居者がリクエストできる「おやつの時間」があるのだが、雫はなかなか選べずにいた。
#読了
ライオンのおやつ/小川糸果たして自分は死を目前にして、自分の気持ちにこんなにも素直に生きられるだろうか。
些細なことでも誰かのために何かをしようなんて思えるだろうか。
瀬戸内の美しい情景と、その中で最後の最後まで人生を味わい尽くした命の煌めきが何とも眩しかった。
????☆ pic.twitter.com/ZPxl74vi0T— まりもっち@読書垢 (@marimo8989) January 31, 2022
――食べて、生きて、この世から旅立つ。
すべての人にいつか訪れることをあたたかく描き出す、今が愛おしくなる物語。
2020年本屋大賞第2位。
「たまたま、本屋さんで手に取って買いました。この本に出会えてよかったです。。小川糸さんありがとう。」
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