目 次
第一部 士官学校合格までの生い立ち
「思出記」(ノート原稿、一九一八年一〇月)
第二部 情報局情報官としての回想
「国防国家と思想」(一九四一年一〇月執筆、『吉田博士古稀祝賀記念論文集』寶文館・一九四三年)
資料編
鈴木庫三年譜
鈴木庫三著作目録
解題 佐藤卓己「特異な軍人のエゴ・ドキュメント」
佐藤卓己先生から『ある昭和軍人の記録 情報官・鈴木庫三の歩み』(中央公論新社)をご恵投いただいた。佐藤先生の『言論統制』(中公新書)で注目を集めた鈴木庫三自身の手記。彼の手記が出版されるまでになった背景には、鈴木自身の生き方に多くの人の共感を集める部分があったからではないか。続 pic.twitter.com/ugTDGxtxGD
— Shotaro TSUDA (@brighthelmer) April 9, 2024
著者について
佐藤卓己
1960年、広島県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。 東京大学新聞研究所助手、同志社大学文学部助教授、国際日本文化研究センター助教授 などを経て、現在は京都大学大学院教育学研究科教授。専攻はメディア史、大衆文化論。 2020年にメディア史研究者として紫綬褒章を受章。著書に『大衆宣伝の神話』 (ちくま学芸文庫)、『現代メディア史』(岩波テキストブックス)、『『キング』の時代』 (岩波現代文庫、日本出版学会賞・サントリー学芸賞受賞)、『言論統制』(中公新書、 吉田茂賞受賞)、『八月十五日の神話』(ちくま学芸文庫)、『輿論と世論』(新潮選書)、 『ファシスト的公共性』(岩波書店、毎日出版文化賞受賞)、『負け組のメディア史』 (岩波現代文庫)など多数。
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