魔眼の匣の殺人 今村昌弘 (著) 東京創元社; 文庫版 (2022/8/12) 858円

「あと二日で四人死ぬ」閉ざされた“匣”の中で告げられた死の予言は成就するのか。

『屍人荘の殺人』待望のシリーズ第2弾待望の文庫化!!

その日、神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と剣崎比留子を含む9人が、人里離れた班目機関の元研究施設“魔眼の匣”を訪れた。

その主であり、予言者として恐れられている老女は、来訪者に「あと二日のうちに、この地で4人死ぬ」と告げた。

施設と外界を結ぶ唯一の橋が燃え落ちた後、予言が成就するがごとく一人が死に、閉じ込められた葉村たちを混乱と恐怖が襲う。

さらに客の一人である女子高生も予知能力を持つと告白し――。

残り48時間、二人の予言に支配された匣のなかで、葉村と比留子は生き残って謎を解き明かせるか?!

ミステリ界を席捲した『屍人荘の殺人』シリーズ第2弾の文庫化。

「最後のどんでん返しがまさかの結果!!それまでだったら☆3つくらいでした」

「賛否両論ありますが、私は好きです。2人の掛け合いのテンポの良さや、読み出したら止まらなくなってしまうところはお気に入りです。ミステリーではなく、ファンタジーなホラーでしょうか?と思います。」

「今回も面白くあっという間に読めました。説得力もありクローズドサークルでの殺人における不自然さや必然性などの動機付けは素晴らしいのですがその答えとして作者が思うホワイダニットに向けて少し強引に話を作っている感じがして犯人の動機が少し無理矢理な感じがしました。最後のどんでん返しに興奮を覚えつつもそのエピソードのせいでより強引に感じたのかもしれません。」


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