桜道 『ウルトラマン』フジアキコからコーディネーターへ 桜井浩子 (著)、円谷プロダクション (監修) 小学館 (2022/8/8) 1,760円

初代ウルトラヒロイン桜井浩子さんの最新作

『ウルトラQ』の江戸川由利子役、『ウルトラマン』のフジアキコ役の初代ウルトラヒロインの桜井浩子さんの最新作が発売。

飯島敏宏さん、実相寺昭雄さん、中野稔さん、上原正三さん、西條康彦さん、黒部進さん、毒蝮三太夫さん、二瓶正也さん、庵野秀明さん、樋口真嗣さん、原口智生さん、八木毅さん、満島ひかりさん、長谷部瞳さん、

多くの奇跡の出会いとそして永遠の別れ。

円谷プロダクションのコーディネーターとしてこれまで出逢った一流のクリエーターとの奇跡の物語。

そして相次ぐ哀しい別れ。ウルトラマンの現在がわかる1冊。

桜井浩子さんの最新全て書き下ろし自伝がついに発売。

全ページが歴史に記すべき奇跡の出逢いの物語。
??お知らせ??

以下目次から

序章 ウルトラマン
巨大フジ

第一章 コーディネーターとして
グローバル
シフト
レジェンド&クリエイター
ウルトラマンマックス発進!
二人のヒロイン

第2章 忘れられない出会いと永遠の別れ
コンサート
レクイエム
アクトレスVSコーディネーター
実相寺さん
フレンドシップ
仲間たち
中野稔さん
コロナの時代
終章 巨大ヒロイン再び
シン・ウルトラマン

「ウルトラシリーズ最初のヒロインである桜井浩子さんがウルトラの語り部・巫女として、ウルトラマンの魅力を伝える活動をしてきた歩みを振り返った本です。シン・ウルトラマンの公開で再注目されるメフィラス星人回の撮影秘話に始まり、ウルトラマン関係のイベント、コンサート、ラジオ、テレビなどの舞台裏でのエピソードや思いがいきいきと語られ、ファンにとっては多くの驚きと発見があるものと思います。」

「初期ウルトラ「ウルトラQ」「ウルトラマン」でヒロインを務めた桜井浩子氏の4作目で前作「ヒロコ」が著者の誕生からウルトラヒロインになるまでの著者の前半生を述べたのに対し筆者が再度ウルトラにコーディネーターとして関与した仕事ぶりが主に書かれています。
唯し本書の後半約半分は鬼籍に入ったスタッフ、共演者を一人ずつとの思いで等を述べていて少しつらい内容になります。ネタばれになってしまいますが、実相寺監督との話では監督の映画「曼荼羅」の出演オファーを固辞し続けて遂には説得に小林昭二氏が乗り出した話や、その後のラジオ劇「ウルトラQ倶楽部」ではプロデューサーとして監督と衝突した話が紹介されています。それから160頁の実相寺監督のお気に入りの人物は「大爆発5秒前」でラゴンのスーツアクターを務めた泉 梅之助氏ではないでしょうか?
また前半部も米国でのファンミーティングの様子や初の大きな仕事になった冬木透氏のコンサートの仕事ぶりや「ウルトラマンマックス」で共演した満島ひかり氏、長谷川瞳氏のエピソード紹介が興味深かったです。
どうしても内容が重めになってしまった本書ですが、相変わらず文書のテンポは良いと思います。」


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