耳袋秘帖 南町奉行と餓舎髑髏 風野真知雄 (著) 文藝春秋 (2022/6/7) 748円

浅草橋近くにある海産物問屋〈三陸屋〉が、朝になるのに戸が開かない。

もしや、押し込みが入って皆殺しにでもされたのではと騒ぎになり、同心・土久呂凶四郎が戸を破って入ると店の中は血まみれ。

奥に手代が一人倒れていて、壁に「がしゃどくろ」と血文字で書かれている。

店にはまだ十名ほど人がいたはず。

奥にある巨大な蔵から、がしゃがしゃという奇妙な音がする。

鍵を破って戸を開くと、遺体の判別がつかないほどのむごたらしい有り様だった。

そして隣家の旗本までも血塗れで昏倒していた。

これは餓舎髑髏の仕業なのか?

「耳袋秘帖」好評の南町奉行シリーズ第3弾!

風野 真知雄
1951年福島県生まれ。作家。立教大学法学部卒。93年「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞受賞。2002年、第1回北東文芸賞を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『八丁堀育ち』(ISBN-10:4022645784)が刊行された当時に掲載されていたものです)


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