若き日に執筆された知られざる貴重な童話二作。
『沈黙』構想の礎となった「稔と仔犬」は、まさに「踏み絵」を連想させる衝撃作。
不明であった原稿の一部が発見され、ついに初単行本化!
【新刊】
河出書房新社
『稔と仔犬 青いお城 遠藤周作初期童話』
暗く貧しき日々に光を与えてくれた1匹の仔犬。少年に迫りくる残酷な運命の足音…。「沈黙」の原点とも言える「稔と仔犬」と『りぼん』連載の「青いお城」、遠藤周作の若き日に執筆された知られざる貴重な童話2作を収録。 pic.twitter.com/IK1yQUYeRo— 【非公式】中央大学生協多摩書籍店 (@uo_chuocoopbook) March 6, 2022
著者について
遠藤周作(えんどう・しゅうさく)
1923年東京生れ。慶應義塾大学仏文科卒業。55年「白い人」で芥川賞、58年『海と毒薬』で毎日出版文化賞、66年『沈黙』で谷崎潤一郎賞、80年『侍』で野間文芸賞、95年、文化勲章受章。96年9月逝去。
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