月曜日の抹茶カフェ 青山美智子(著) 宝島社 (2021/9/9) 1,500円

川沿いの桜並木のそばに佇む喫茶店「マーブル・カフェ」。

その「マーブル・カフェ」が定休日の月曜日に、1度だけ「抹茶カフェ」を開くことに。

ツイていない携帯ショップ店員と愛想のない茶問屋の若旦那、

妻を怒らせてしまった夫とランジェリーショップのデザイナー兼店主、

恋人に別れを告げたばかりのシンガーと実家の祖母と折り合いが悪い紙芝居師、

時代に取り残されたと感じている京都老舗和菓子屋の元女将と自分の名字と同じ名前の京菓子を買いにきたサラリーマン……。

この縁は、きっと宝物になる――。

人は知らず知らずのうちに、誰かの背中を押していることに気づく、一杯の抹茶から始まる、東京と京都をつなぐ12ヵ月の心癒やされるストーリー。

『木曜日にはココアを』のおなじみのメンバーも登場するシリーズ続編です。

「「木曜日にはココアを」とセットで読んでほしい温かい短編のお話が詰まった小説です。全てが別の主人公でいて、どこかで繋がっている、伏線回収系が好きな方は好きなはず!どの主人公の方も、いるいる、と思うとともに自分が体験したことのあるような、見たことのあるようなちょうど重ね合わせてしまうところがあるような人が多く、感情移入してしまい、ほろっときました。このほろっと感は、「木曜日にはココアを」と同じ。名もない、特に目立つこともないような主人公が、メインとなるのが青山さんの良さだなあとつくづく感じました。」

「「猫のお告げは樹の下で」っと「木曜日にはココアを」を読んで、どうしてもこの本がすぐに読みたくてKindle版にて購入しました。もう楽しくて止まらなくて時に泣けてあっという間に読みました。この本を読んだ後に前の2冊もまた読み返したくなります。本を読むことから少し遠ざかっていましたが、また読み始めようと思います。」

「前作もそうでしたが、1話ごとにほっこりしました。登場人物それぞれがどこかで繋がりがあり、楽しかったです。お抹茶がいぶし銀のようにいい味を出しています。」


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