約束の日 安倍晋三試論 小川榮太郎 (著) 幻冬舎 (2013/7/19) 586円

明確な理念と果断な実行力で日本改造に着手した第一次安倍内閣は、なぜ一年で崩壊したのかーー。

戦後最年少の52歳で首相に上り詰めた安倍晋三の無念と決意。約束の日とは何か。

11月25日、同じ日に首を刎ねられた吉田松蔭、三島由紀夫になぞらえながら、文学とは対極にある政治家を、文藝評論の対象にしたスリリングな試み。

小川 榮太郎
文藝評論家。一般社団法人日本平和学研究所理事長。
昭和42(1967)年生まれ。大阪大学文学部卒業、埼玉大学院修了。専門は近代日本文學、十九世紀ドイツ音楽。フジサンケイグループ主催第十八回正論新風賞、アパ財団第一回日本再興大賞特別賞、咢堂ブックオブザイヤー2019総合部門大賞受賞。
著書に『約束の日 安倍晋三試論』(幻冬舎、幻冬舎文庫)、『保守の原点――「保守」が日本を救う』(共著:宮崎正弘、海竜社)、『一気に読める戦争の昭和史』(KKベストセラーズ、扶桑社新書)、『小林秀雄の後の二十一章』(幻冬舎)、『天皇の平和 九条の平和――安倍時代の論点』 (産経新聞出版)、『徹底検証「森友・加計事件」――朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪』 (飛鳥新社)、『徹底検証 テレビ報道「?」のからくり』(青林堂)、『平成記』 (青林堂 )、『フルトヴェングラーとカラヤン クラシック音楽に未来はあるのか』 (啓文社書房)など多数。

「昨日のインターネット番組で著者も発言していましたが、本書が事実であれば「反安倍であれば何を書いても良い」と、およそ先進国のメディアらしからぬ 品のない煽動を行ったのは 他ならぬ朝日新聞を始めとするマスコミ自身であり、旧来のマスコミしか見ていない層の一部が感化され 挙句の果てには、あらぬ妄想から悲劇を起こしてしまったということではないのでしょうか。」

「令和4年7月8日安倍晋三元総理が銃弾に倒れた。安倍晋三と言う稀有の政治家を改めて確認するために第二次安倍政権が誕生する直前に執筆されたこの本を読んだ。平成24年1月1日の産経新聞のアンケート「理想的なリーダーは誰ですか?」では第一位が坂本龍馬、二位が織田信長、四位に小泉純一郎、五位に橋下徹の名前が挙がっている。しかし小泉、橋下は自己の限界を超える強烈な戦いを挑んだ政治家ではない。彼らは政治家としてはあまりにスマートだ。安倍晋三こそ本当に戦うべき課題をしっかりと見据え、それが血みどろの戦いになることに、いささかもひるまず、信じ難い突破力で猪突猛進した「戦うリーダー」だった。これが、第一次安倍政権を見た著者の安倍晋三に対する見立てである。」

「小川榮太郎『約束の日 安倍晋三試論』2013年をあらたなキンドル版¥330で読んだ。文学・音楽の本業とは別に、時代のアクチュアリティーのど真ん中で、歴史と文学の二筋の座標を背にして真っ向勝負するのが、小川氏の流儀。」


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