本屋大賞ノミネート、有村架純主演で映画化もされた『コーヒーが冷めないうちに』。
ついに、3年ぶりのシリーズ新刊が発売です。
「最後」があるとわかっていたのに、なぜそれが「あの日」だと思えなかったんだろう。
家族に、愛犬に、恋人に会うために
過去に戻れる不思議な喫茶店
フニクリフニクラを訪れた
4人の男女の物語。
とある町の
とある喫茶店の
とある座席には不思議な都市伝説があった
その席に座るとその席に座っている間だけ
望んだ通りの「時間」に移動ができるという
ただし、そこにはめんどくさい……
非常にめんどくさいルールがあった
1.過去に戻っても、この喫茶店を訪れたことのない者には会うことができない
2.過去に戻ってどんな努力をしても現実は変わらない
3.その席には常に白いワンピースを着た女が座っている
4.その席に座れるのはその女が席を立った時だけ
5.過去に戻っても、席を立って移動はできない
制限時間はカップにコーヒーを注いでから、そのコーヒーが冷めるまでの間だけ
めんどくさいルールはこれだけではない
新刊「さよならも言えないうちに」に便乗して「コーヒーが冷めないうちに」にも重版がかかりました!やったー!嬉しい! pic.twitter.com/I0eAf8YGdD
— 川口俊和@小説家 (@kawaguchicoffee) October 11, 2021
それにもかかわらず、今日も都市伝説の噂を聞いた客がこの喫茶店を訪れる
喫茶店の名前は、フニクリフニクラ
この物語は、そんな不思議な喫茶店で起こった心温まる四つの奇跡
第1話 大事なことを伝えていなかった夫の話
第2話 愛犬にさよならが言えなかった女の話
第3話 プロポーズの返事ができなかった女の話
第4話 父を追い返してしまった娘の話
あの日に戻れたら、あなたは誰に会いに行きますか?
さよならも言えないうちに
川口俊和#読了
コーヒが冷めないうちにシリーズ四作目
プロポーズと父を追い返した話がよかった??
コーヒが冷めていくのが切ない… pic.twitter.com/mpjkFgLa4f— ミック@芭蕉 (@mic_t25) October 13, 2021
「本作のテーマは「記憶」。過去に戻れる不思議な喫茶店「フニクリフニクラ」に纏わる4作目である本作の視点は、いつも優しさに溢れている。いつものようにちょいちょい、前作までの関係者やエピソードも入り込んでいるので、この本だけでも、十分楽しめるが、前作までも読んでいるより一層楽しめるとおもう。
今回判明したことは、「未来が変化しない」というルール内には、「未来から来た人の言葉が、記憶として、過去の相手には残る」という事が解った。が、「記憶は、ルールの干渉は受けない」とのこと。(その為、やはり、未来は変わらない)
その事を利用し、感謝や愛を伝えるのが本作となっている。チョッと気性の荒い人が多いが、この店の(非?)日常は、やはり淡々と描かれている。 という事で、待望の続編を今回も、是非、ご一緒致しましょう。それでは、、、、。「コーヒーが冷めないうちに」」
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