「無人島に3つ持っていくとしたら?」
初夏の夜、この定番の他愛ない話題で盛り上がっていたバーの常連たちは、マスターの告げた一言でさらに沸く。
「俺、無人島持ってるよ」。
かくして、彼らは3つのアイテムのみを手に無人島を目指すことに。
だが、一夜明けると、マスターとヨットは消え、代わりにビデオメッセージが残っていた。
「これからバトルロワイヤルをやってもらいます」。
初めは絶望にかられながらも協力し合っていた常連たちだが、「10億円の賞金」をめぐって互いに疑心暗鬼となり、ついに最初の脱落者がでる――。
無人島ロワイヤル/秋吉理香子
とあるバーに集う8人の常連客は、3つのアイテムのみを持って無人島に向かう。
そこで始める10億円の賞金を賭けたデスゲーム!
秋吉先生の作品は初めて読むけど、スピード感があり、独特な設定のクローズド・サスペンスで最後まで楽しめた✨#読書好きと繋がりたい pic.twitter.com/0FGZ0XICSD— 鷹@読書垢 (@amanogawa333) October 22, 2023
著者について
早稲田大学第一文学部卒。ロヨラ・メリーマウント大学院にて、映画・TV製作修士号取得。
2008年「雪の花」で第3回Yahoo! JAPAN文学賞を受賞。
09年に受賞作を含む短編集『雪の花』にてデビュー。
13年に発表した『暗黒女子』は映画化され評判となった。
他の著書に『聖母』『放課後に死者は戻る』『婚活中毒』『ガラスの殺意』『灼熱』『自殺予定日』『哀愁しんでれら もう一人のシンデレラ』『監禁』などがある。
#読了 #無人島ロワイヤル #秋吉理香子 先生の新作はバーの飲み仲間が雑談で“無人島に3つ持っていけるなら”を話し、実行するが、陰謀により殺し合いをすることになり…という物語。
それぞれの善悪の本性、サバイバル術に相手を出し抜く知能戦、そして全体のスリルと疾走感に手に汗握る良作でした!☺️ pic.twitter.com/99gFZf3cW9
— O太@最近は読書中心 (@Ota_ota_manner) October 17, 2023
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