選考会で異例の満場一致!
第127回文學界新人賞受賞作
松井まどか、高校2年生。
うみちゃんと付き合って3か月。
体重計の目盛りはしばらく、40を超えていない。
――「かけがえのない他人」はまだ、見つからない。
優しさと気遣いの定型句に苛立ち、肉体から言葉を絞り出そうともがく魂を描く、圧巻のデビュー作。
【お仕事】
年森瑛さん『N/A』(文藝春秋) の装画を担当させていただきました?? pic.twitter.com/PRCrwjvi0Y— WAKICO / わきこ (@_wakico) June 23, 2022
文學界新人賞・全選考委員激賞!!
ここには誰のおすみつきももらえない、肉体から絞り出した言葉の生々しい手触りがある。――青山七恵
安易なマイノリティ表現への違和感の表明であり、同時にそのような表明の安易さへの批判でもあるという点で、まさにいま求められる文学なのではないか。――東浩紀
本作には紛うことなき現代を生きる人間が、そして現代がぶち当たっている壁が克明に描かれている。――金原ひとみ
世界が傷つくとみなす事項に対する、最初からの「傷ついてなさ」が、ぐっとくるのだ。――長嶋有
満場一致の受賞となり、今後の活躍を楽しみにしている。――中村文則
主人公にとって、また小説にとって、とても重要なもの、安易に言語化できないものたちが、物語の力によって、この小説の中に確かに存在している。――村田沙耶香
N /A 年森 瑛
2022年6月30日発刊
7月5日114ページの中に、キレの良い言葉で
誰も傷つかない”言葉”が詰め込まれて
いて、この作家さんどこに隠れてた?
て思わせる本でした。高校2年の《女性》松井まどかのリアルな人間関係、身体、恋愛、等、力がある本でした。
言葉の力に圧倒?? pic.twitter.com/kSW9FZwgWv
— ゆう (@yu0320001012) June 27, 2022
「ゲイ礼讃の風潮に逆らったという意味で秀作だが、あとになってじわっと来るところがない」
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