N/A 年森瑛 (著) 文藝春秋 (2022/6/22) 1,485円

選考会で異例の満場一致!

第127回文學界新人賞受賞作

松井まどか、高校2年生。

うみちゃんと付き合って3か月。

体重計の目盛りはしばらく、40を超えていない。

――「かけがえのない他人」はまだ、見つからない。

優しさと気遣いの定型句に苛立ち、肉体から言葉を絞り出そうともがく魂を描く、圧巻のデビュー作。

文學界新人賞・全選考委員激賞!!

ここには誰のおすみつきももらえない、肉体から絞り出した言葉の生々しい手触りがある。――青山七恵

安易なマイノリティ表現への違和感の表明であり、同時にそのような表明の安易さへの批判でもあるという点で、まさにいま求められる文学なのではないか。――東浩紀

本作には紛うことなき現代を生きる人間が、そして現代がぶち当たっている壁が克明に描かれている。――金原ひとみ

世界が傷つくとみなす事項に対する、最初からの「傷ついてなさ」が、ぐっとくるのだ。――長嶋有

満場一致の受賞となり、今後の活躍を楽しみにしている。――中村文則

主人公にとって、また小説にとって、とても重要なもの、安易に言語化できないものたちが、物語の力によって、この小説の中に確かに存在している。――村田沙耶香

「ゲイ礼讃の風潮に逆らったという意味で秀作だが、あとになってじわっと来るところがない」


(↑クリックするとAmazonのサイトへジャンプします)

N/A [ 年森 瑛 ]

楽天で購入

 

 

おすすめの記事