名前だけでもおぼえてください 風カオル (著) 小学館 (2022/1/12) 1,980円

孤独な老人と女芸人異色の漫才コンビ誕生!

売れないお笑い芸人、保美。芸を磨くべく日々精進するが、世間からは全く名前もおぼえてもらえないまま月日は残酷に過ぎてゆく。

事務所の先輩バンゲリング梶井がP1で優勝したとの報に触れ、焦り、もがき苦しむ保美。

そんな保美に梶井は介護ヘルパーのアルバイトを引き継いで欲しいと賢造爺さんを紹介する。

家族からも疎まれる頑固な賢造だったが、保美とは少しずつ心を通わせ打ち解けていく。

そしてこれが保美の人生を変える運命の出会いとなる。

ある日、保美は漫才の営業先に賢造を連れていく。

観客席にいる賢造は、勝手に舞台上の保美の漫才に合いの手を入れ、客席を爆笑の渦に。

保美のマネージャー・関矢は、二人の見事な掛け合いに可能性を感じ、漫才コンビとして売り出すことに。

もくろみは見事に当たり、二人はお茶の間の人気者に。

年齢差を超え生まれた笑いが、日本中に幸福をもたらし、押しも押されぬ売れっ子漫才コンビへとのし上がる。

だが、数年後、高齢の賢造の認知能力に限界を来たし始め・・・・・人生百年時代、まだまだ続くと思われたコンビに危機が訪れる。最後に下した二人の決断が涙を誘う。

【編集担当からのおすすめ情報】
ハガキ職人、ラーメン屋、漫画家、そして次に選んだ題材は「お笑い芸人」。

もがきながらも夢を追い続ける人物をリアルに書かせたら右に出る者はいない!

担当者イチオシの小説家。

「風カオル」の名前だけでもおぼえてください!


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