ないものねだるな 阿川佐和子(著) 中央公論新社 (2022/2/9) 1,430円

コロナ禍で激変した生活、母亡き後の実家の片づけ、忍び寄る老化現象…なんのこれしき! 奮闘の日々。

読むと気持ちが楽になる、アガワ流「あるもので乗り越える」人生のコツ。

『婦人公論』人気連載エッセイ、待望の第3弾。

著者について
阿川佐和子
一九五三年、東京生まれ。慶應義塾大学文学部西洋史学科卒。エッセイスト、作家。九九年、檀ふみとの往復エッセイ『ああ言えばこう食う』で講談社エッセイ賞、二〇〇〇年、『ウメ子』で坪田譲治文学賞、〇八年、『婚約のあとで』で島清恋愛文学賞を受賞。一二年、『聞く力――心をひらく35のヒント』がミリオンセラーとなった。一四年、菊池寛賞を受賞。最近の著書に、『ことことこーこ』『老人初心者の覚悟』『アガワ家の危ない食卓』など。

「年配の著者ならではの知恵袋のような指南書かと思ったけど、過去の婦人公論のエッセイをまとめたものだそうで、パラパラ読んだことあるけど、高校生や大学生が対象のような読み物ですよね。大人の知的刺激として考えさせられるエスプリの効いたエッセイというより娯楽と思えばいいの?何を目的にした本なのでしょうか。作家と思うと物足りないけどタレント本と思えばいいのか、中途半端なお嬢さん芸とも言う。え?っと、本にまとめる必要あるのでしょうか」

「筆者は長年ないものねだって嫁に行けないことを自虐的にネタにしてきて今度は偉そうなタイトルじゃないか。あるものに感謝という姿勢がわかるタイトルの方が興味をそそる。生きるピントという最近の本にもそう思いましたが、タイトルの付け方に何か勘違いがあるのか。。聞く力が売れてから、ウケ狙いが強くなったのでしょうか。もっといいタイトルだったら印象が変わると思います。」


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