なぜ水を飲むだけで「認知症」が改善するのか 山下哲司 (著)、竹内孝仁 (監修) KADOKAWA (2020/3/27) 1,650円

1日1.5リットルの水分補給が命を救う

認知症、おむつ暮らしを遠ざける奇跡のメソッド

リハビリ介護施設を展開する著者が実践し、効果を目の当たりにした、介護法のメソッド。

それは一言でいえば、「食事以外に1日1.5リットルの水分補給をしていれば、お年寄りを介護状態から救える」ということ。

入院していた老親が退院してきて、介護の手立てがなく悩んでいる家族は多い。

一方、通常のデイサービスではリハビリは受けられない。

そのミスマッチを解消する「リハビリ介護」の施設を運営する著者ならではの、親を介護から抜け出させるためのメソッドを、「水分補給」の視点から解説する一冊。

「第1回KADOKAWA知的生産塾最優秀賞」受賞企画。

著者について
●山下 哲司:1986年中央大学商学部卒。国際医療福祉大学大学院博士課程 修士(自立支援介護学)。(一社)日本フランチャイズチェーン協会理事。日本の少子高齢化を社会的課題ととらえ、高齢者介護の問題解決のために学術研究の道に進む。以降、医学的エビデンスが豊富で信頼性の高い理論に基づいたリハビリ・プログラムを採用してFC化、認知症の改善や身体機能の改善で多くの成果を上げている。現在、店舗数ナンバー1の介護を改善するデイサービス『リハプライド』をFC展開し、日本全国で“介護の改善” を実現している。

●竹内 孝仁:1966年 日本医科大学卒業。東京医科歯科大学医学部整形外科所属、整形外科およびリハビリテーション医学を研修。1978年 東京医科歯科大学整形外科講師。1991年 日本医科大学教授。2004年 国際医療福祉大学大学院教授。介護予防・自立支援パワーリハビリテーション研究会会長。日本自立支援介護学会学会長。日本ケアマネジメント学会理事。富山・在宅復帰をすすめる研究会会長。

「介護施設で働いています。そうそう、そうなんです!!!と何度も声を出してしまいました!
施設利用者様の水分量を改めて見ています。水分摂取量の多い方は体調が整っている方が多いです。
体に対して水分量がどれくらい減るとこんな事がある等、とても分かりやすく書かれています。
実際に施設でも少しおかしな事を仰る方に水分を摂っていただくと落ち着いたり、排泄を知らせてくれたり…水分不足だっただけ?という事を日々、目にしています。
高齢者施設に入ると家に戻ることはできない、認知症が改善することはないと思っていました。
この本を読み、介護の制度が変わる日がくる!と、楽しみになりました。
今は元氣な親のためにも自分の体のためにも出会えて本当に良かったです!」

「薬では治らないとされている「認知症」が、「たくさん水を飲む」ことで改善することが、リハビリの現場でのデータも含めながら解説されている本です。
1章は、「人間の体にとって水がいかに大切な役割を果たしているか」「水分不足で引き起こされる弊害」「特に高齢者にとって意識的な水分補給が欠かせない理由」が、とても詳しく説明されています。
2章は、1日の適切な水分量と、水分を無理なくとる(または家族などにとってもらう)コツが紹介されています。
3章は、寝たきりを防ぐために、水分摂取以外に取り組むべき習慣として、「体操」と「よく噛むこと」が挙げられています。
自分らしく自立しながら健康的に人生を楽しむために、「水を飲む」ことが必要不可欠であることが、よくわかります。
両親に読んでもらって、意識的な水分摂取の習慣を身につけてほしいと思いましたし、何より自分自身の健康のためにも、こまめに水を飲もうと思いました。
ちなみに、私は水道水を沸騰させて蒸留した「蒸留水」を主に飲んでおり、作るのにやや手間はかかりますがおすすめです。
水を飲むことは、水に恵まれている日本では誰でもできる簡単なことなので、ぜひこの本を読んで多くの人に実践してもらいたいです。」

「家族が介護施設を経営していて、家庭内では普段から水にはこだわった生活をしているので、少しでもいい情報を得られればと購入しました。
やっぱり!という内容ばかりで嬉しくなりました。まずは実験とばかりに、以前より水をマジメに飲み始めた家族です。近い将来に自分たちをも助けてくれる情報だと思います。ありがとうございました。」


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