認知症とその治療法がよくわかる本 玉野吉範(著) アーク出版 (2021/12/28) 1,760円

アルツハイマー病が治る!? 夢の根本治療薬「アデュカヌマブ」を徹底解説!!

2025年には高齢者の5人に1人(約700万人)が認知症に! (厚労省の推計)

何が原因で認知症は発症するのか、どんな病態があるのか、なぜ病態ごとに治療法が異なるのか、そもそも認知症を発症させないための予防策はあるのかなど、認知症とその最新治療法を多くの患者を治癒させてきた自らの体験を踏まえながらやさしく解説する。

さらに史上初めてアルツハイマー病の根本治療薬としてアメリカFDA(食品医薬品局)が承認した「アデュカヌマブ」について、どんな薬なのか、開発の経緯は? 本当に効果があるのか? 承認に手間どった理由は? 気になる費用は? などを徹底紹介。

家族はもちろん自分自身のためにも知っておきたい認知症のすべて。

本書の構成
第1章 アルツハイマー病と最新治療薬「アデュカヌマブ」
1、認知症とはどのような「病気」なのか/2、アルツハイマー病発症のしくみ/3、アデュカヌマブ開発の歩み

第2章 認知症の病態別症状と治療法
1、アルツハイマー病とはどんな「病気」なのか/2、レビー小体型認知症とはどんな「病気」なのか/3、前頭側頭型認知症とはどんな「病気」なのか/4、脳血管性認知症とはどんな「病気」なのか/5、その他の認知症/6、手術で治すことができる認知症

第3章 認知症と似た症状が現れる病気
1、認知症症状が現れる内科的疾患/2、感染症(プリオン病)による認知症の発症/3、多剤多量処方による弊害

第4章 認知症の予防方法
1、認知症の危険因子 生活習慣病の予防/2、今日からできる認知症予防/3、認知症発症予防のために

著者について
玉野 吉範(たまの よしのり)

医療法人社団玉恵会 こしがや脳神経外科院長。
長野県松本市生まれ。1995年日本医科大学医学部卒業。同年、東京女子医科大学病院附属脳神経センター 脳神経外科へ入局。東埼玉総合病院、川口誠和病院、板橋中央総合病院、至誠会第二病院、東京女子医科大学東医療センター 脳神経外科を経て埼玉県越谷市にて医療法人社団玉恵会 こしがや脳神経外科を開設。現在に至る。
医学博士。獨協医科大学埼玉医療センター脳神経外科非常勤講師、日本脳神経外科学会専門医、日本認知症学会専門医、身体障害者手帳交付医(肢体不自由)。
脳神経外科領域のみならず日々、認知症患者さんに対し診断と治療を行う。また付属施設の「めぐみ」にて脳卒中患者の後遺症におけるリハビリテーションを行う。院内には認知症対応型デイサービス「健康アカデミー」(代表 渡辺英孝)もあり、認知予備能向上に向けて活動している。

「現在も予備軍含め増え続けている認知症患者。今までもこの手の書籍はあったが、今回は今一番気になるもの、つまりは特効薬のなかった認知症の治療薬が初めて承認申請を受けたことについて、詳しく記されているところが興味深い。一読の価値はあると思う。」

「すごく分かりやすく書かれています。ちょうど親の認知症で不安があったので、助かりました。オススメです!」

「新薬は承認されませんでしたが、それ以外の内容に関しても、とても分かりやすい内容でした。」


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