ひとつ手紙を開くたびに、心は地上のはるか彼方に飛ばされる。
手紙を受け取るということは、もうそれだけで旅なんだ。――岸本佐知子(翻訳家)
三人の作家がそれぞれ架空の土地をめぐる旅に出た。
旅先から送り合う、手紙、スケッチ、写真――27の幻想旅情リレー書簡。
「この国にはいわゆる“お金”がありません。貨幣の代わりに踊りを踊ります。」
「たぶん、翌朝にはチェックアウトできるでしょう。チェックインをしなかったような気もするので心配ではありますが。」
「われわれ乗客は無言で顔を見合わせました。すでに『われわれ』と呼んでさしつかえないような連帯感が生まれていました。」
三人の作家が架空の土地を旅してまわり、文章や写真、スケッチを送りあう、幻想旅情リレー書簡集。
高山羽根子さん酉島伝法さん倉田タカシさんの旅書簡集「ゆきあってしあさって」(東京創元社)、そういえば私も、皆で一人旅に出かけようと友達に提案した事があるけど、賛同を得られなかった。夢が叶った。しかも極上の旅だった。持ち歩きたいから文庫化希望本だわんわん pic.twitter.com/3aYwqMimq4
— いんばぬま しいこ (@paper360) January 30, 2022
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