「日本に美術館を創りたい」。
その夢を追いかけ、絵を一心に買い集めた男がいた。
国立西洋美術館の礎“松方コレクション”誕生秘話。
原田マハ著「美しき愚かものたちのタブロー」
創立60周年を迎える国立西洋美術館誕生に奔走した、熱き男たちの物語。
誰ひとり欠けても、名画は日本に渡らなかった。
マハさんのアート小説は、いつも史実とフィクションの融合が見事だなぁ。
6月11日から始まる松方コレクションが更に楽しみに! pic.twitter.com/lOYWdNmtUL— 小橋めぐみ (@megumikobashi) June 3, 2019
「この作品が直木賞候補になったこともあり、他の原田マハ作品を飛ばして読みました。松方コレクションが国立西洋美術館で観ることができるというが奇跡でもあることに吸い込まれて行きます。高校生の時の美術の模写で描いた「帽子の女」(ルノワール)が国立西洋美術館にあると知ったのは20年前、今また出会い不思議な繋がりに感動です。」
「光まぶしい永遠の都パリの描写も素晴らしいが、それ以上にタブローの表現が秀逸。実物を見ずして「睡蓮」や「アルルの寝室」に恋してしまいそう。美術音痴の私は著者の言葉で理解するしかないのですが、それが悔しくまた淋しい。いや・・・理解ではありません、感じることですよと言われそうですネ。」
「情熱と使命感。それらはすべてを突き崩し、歴史を造りなすもの。最高の男たちの生き方(スタイル)に魅せられてしまった! もういちど、「国立西洋美術館・フランス美術松方コレクション」に足を運ぼう!」
|