自分と家族の生前の整理と手続き 根本達矢、佐藤正明、山本宏など4名 (著) 文響社 (2022/5/12) 1,595円

弁護士・税理士が教える最善の進め方Q&A大全

人生の最後に間違えない。

150問に本音で回答。

突然命を落としたとき家族が困らないように行うのが、生前の整理と手続き。それを進める実践法を一問一答式ですべて解説します。

高齢者だけでなく若く元気な人でも事故で突然命を落とすことがあります。

そんなとき、配偶者や子供が困らないように、生前に行っておくべき所有資産などさまざまなものの整理・手続きがたくさんあります。

資産家であれば、相続に備える生前贈与や相続対策が必要です。

一般の人でも資産の分配・処分、認知症や植物人間になったときの医療の希望、お墓や葬儀の希望、預金・株式・債券の口座や生命保険・遺言書の存在を家族に伝えておく必要があります。

最近は、パソコンやスマホ内のデジタル遺品の生前整理も問題になっています。

本書は、こうした生前の整理・手続きを進めるための150問に「一問一答式」で図解やマンガを駆使してわかりやすく解説。難解な法律用語もかみ砕いて解説しているので、法律や税金に不慣れな人でも一から学べる入門書です。

家族に伝えるべき情報の書き忘れを防ぐ

「3大書き込みシート」「エンディングノート」つき。

著者について
根本達矢
東池袋法律事務所・弁護士、可茂成年後見センター理事。2015年弁護士登録、東京弁護士会会員。
学生時代に学んだ現代日本の抱える「司法過疎」問題の解消に寄与したいとの願いから、国が設立した法的支援機関「法ラテス」の組織内弁護士として活動を始める。
岐阜県の法ラテス可児法律事務所代表を経て、2020年2月より東池袋法律事務所に入所。依頼者の真の「困りごと」に寄り添い、それをほぐしていく、社会インフラとしての弁護士を心がけて活躍中。
著書は『身近な人の死後の手続きQ&A大全』(共著・文響社)、『遺産分割実務マニュアル』(共著・ぎょうせい)。

「先日、大好きだった母親をなくして困ったことがあった。高齢者施設から突然、ご飯を詰まらせて救急に運ばれたが既に息絶えたと連絡があった。

深い悲しみに暮れている暇もなく、死亡届とか火葬場の手続き、葬儀の手配、ゆうちょ銀行や行きつけの信用金庫などはじめての経験に右往左往。

役所の担当窓口や葬儀屋さんから簡単なパンフレットをいただいたが、全て網羅できるわけではなく、
各書類は提出期限が決まっているが、一体どこから手をつけていいかわからず、時間ばかり過ぎてイライラした。

その時に本書のような、しっかりとした書籍があればよかったなと思いだしながら、書店で手にした。

以下は本誌よりを理解してもらうため、各章を私なりに工夫して、詳細に記載させていただきました。
新刊発売で全部を記載すると、大変申し訳ないので一部のみ記載させていただきました。

ご参考にしていただけましたら幸いです。

『尚、大変厚かましお願いで恐縮ですが、一番下の欄に『参考になった』を軽く、やっぱり強くタップしていただけますと私の生きる希望になります。』m(._.)m

【主な内容】

【預金・貯金】

・預貯金は金融機関名・支店名・口座番号だけ でなく、暗証番号や通帳・印鑑の保管場所などの情報を家族と共有する。

・預貯金の口座が複数ある場合は、なるべく1 口座だけを残して解約を!

・ネット銀行の口座もなるべく1口座だけに整 理し、その情報を家族と共有する

【借金・債務】

・カードローンや住宅ローンなどの借金、 公共料金などの未払金、 連帯保証などの債務も所有資産。できるだけ減らすこと!

【株や投資信託、 国債、 ゴルフ会員権など】

・株や投資信託、 国債、 ゴルフ会員権などは、タイミングを見てなるべく売却を。 放置すると家族の相続手続きが大変になる。

・ネット証券の口座は極力1口座だけに整理し、その情報を家族と共有する

【土地・家などの不動産】

・土地や家は、 家族が望むなら売却するのも一手。所得税がかかることはあるが、 家族 の相続手続きはらくになる。

・古い家は空き家問題の原因になりかねないので、家族と相談して建替えなどを検討する。

・借地権付きの不動産は、 売却するとトラブル になりやすい。 そのまま相続財産として遺す のが無難

【車・書画・骨董・貴金 属・宝飾品など】

・車は複数台あるなら1台を残して売却を。 利 益には所得税がかかるが、 家族に現金を遺 せる。 放置した場合、 家族が相続手続きを行 う必要がある。

・書画・骨董や宝飾品などは、なるべく売却す る。ただし、放置しても相続財産になる。

以上。本書は目次より一部抜粋して記載。

【まとめ】

このような生前の整理・手続きを進めるための150問に「一問一答式」で図解やマンガにて、わかりやすく解説されているところが本書が他の専門書と違うところです。

難しい法律用語もわかりやすく解説しているので、法律や税金に不慣れな私でも、一から学べる入門書のようになっているところがよかったところです。

「母が亡くなった直後にこんな本が一冊があればよかったのに…」」

「私はもう60代半ば、「そろそろ終活を始めねば」と思っていた時に、この本に出合いました。
終活といっても漠然としたイメージでしたが、この本を読むと今すぐ何をすべきか、具体的にわかります。妻からも「エンディングノートを書いて」といわれましたが、この付録がついているので、すぐ取り組むことができました。
生前贈与についても要点がわかりやすく解説されているので、とても役に立ちました。暦年贈与はまだ駆け込み利用できるそうなので、ホッとしています。マンガと図解も、とてもわかりやすいので大変助かりました~。」


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