【中高生だけでなく、親や先生も知っておきたい】
民法改正により、2022年4月から成年年齢が20歳から18歳に引き下げへ!
それによって、高校3年生の中に「大人」が誕生することになります。
・生徒が勝手に学校を退学
・勝手にアパートを借りて実家を出る
・同級生同士でいきなり結婚
といったことが起こるかもしれません。
でも、お父さん、お母さんはとめられません。
18歳高校生に保護者はいなくなるのです。
さらには、
・未成年の生徒が大人の高校生に名義貸しを依頼
という悪事がクラス内で横行する恐れも!
本書は、18歳成人が巻き込まれそうな契約やSNSでのトラブル紹介はもちろん、随所に「考える設問」も掲載。
単に「知る」だけではなく、「考える」ことで、大人になる準備を進められるようになっています。
法律系のコラムやおうちの方、先生向けのQ&Aも必見です!
神内聡『大人になるってどういうこと?』読了
授業で消費者問題をする時に役立つネタがたくさんあった。
ただ授業で扱うときに、役立つ知識の提供のみになってしまいそう。
消費者として大切な見方や考え方は何かを考えないといけない。
パッと思いつくのは、エシカル消費ぐらい。
より一層勉強が必要 pic.twitter.com/O5C8yqqaYg— ただの教職大学院生 (@kyoshoku_insei) February 2, 2022
著者について
1978年、香川県生まれ。弁護士、兵庫教育大学大学院准教授。東京大学法学部政治コース卒業。同大大学院教育学研究科、筑波大学大学院ビジネス科学研究科修了。専修教員免許を保有し、中高一貫校で社会科の教員として勤務する一方、弁護士として各地の学校のスクールロイヤーを務める。また、教職大学院でも勤務し、学校経営論などを研究する。2018年にはテレビドラマ「やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる」の法律考証も担当。著書に『学校弁護士』(角川新書)などがある。
「2022年4月から18歳に成年年齢が引き下げられるというので、勉強のために本書を購入。中高生を意識してか、イラストとともに法改正のポイントや契約の注意点などがわかりやすく書いてある。特筆すべきは、「なぜ生活保護などに頼らないで、違法な金融サービスに頼ってしまうのか」「少年法は厳罰化すべきか」「危険かもしれないのに、ネットで知り合った人に会ってしまうのか」といった、ところどころに配置された問いだ。「うーん」と思わず考えてしまう。きっと人によって答えが異なるに違いない。もし私が教師だったら、生徒がこれらの問いに何と答えるのか聞いてみたい。そんな気にさせる1冊だ。」
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