ひとつ屋根の下の「ふたり」、もどかしい愛
あなたが辛い時はいつでもそばにいるよ・・・。
都内で暮らしている、恋に臆病なイズミ。
引っ込み思案なのは誰にも明かせない心と体の「傷」があるから。
そんな彼女をいつも見つめているユキ。
ひとつ屋根の下に暮らしながら言葉を交わすことはないけれど、イズミへの思いは誰よりも強い。
「ぷくぷく」森沢明夫 #読了
心に傷を持つ女性の家で飼われる事になった金魚。
金魚の視点で語られる、水槽越しの世界は色彩豊かで美しい。
金魚の心は透明で、彼女に対する想いは儚げで限りなく切ない。心は傷つかない…ただ、ただ
磨かれるだけ。素敵な言葉だった。 pic.twitter.com/qDScpShxDd
— MOGU@読書垢?? (@MOGU42429147) February 27, 2020
もどかしい関係の「ふたり」の間に、新たな男性の存在が。彼はイズミの凍った心を溶かせる相手なのか、それとも傷つけてしまう存在なのか・・・。
ユキの気持ちは激しく揺れる。
そして孤独な「ふたり」に起こる奇跡とは……。
読み終わったあと愛おしさが溢れて止まらないハートウォーミング小説!
解説は人気ブロガーで作家のみしょんさん。
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