
木曽山中の旅籠に泊まり合わせた男女学生達の間で起きた毒殺、
房総の海に浮かぶボート上での不可解な刺殺、
シンガポールの農園で発見された売れっ子芸妓と猿の変死体の謎……
地方や海外等の旅先で出来した妖しく凄惨な13の殺人事件。
江戸の末期から昭和を生きた岡本綺堂。『半七捕物帳』で知られる。
その随筆「戯曲と江戸の言葉」に、凡そこうある。(江戸子の言葉は)千差万別、一々穿索したらば際限ないが、まあ江戸らしいくらいの所、イリュージョンを破らない所まで漕ぎ付けて置かなければならない。
信州弁しかり。 pic.twitter.com/HUkCjxAaKg
— 小宮山直子(Nao_TNworks) (@NaoKOMIYAMA) January 24, 2025
著者曰く、「この短編集はテリブルとかグロテスクとか云うたぐいの物語をあつめたもので、
事実に多少の潤色を加えたのもあり、まったく作者の空想に出でたのもある。
この種の物語にありがちの舶来品は一つもない。
不完全ながらもことごとく和製である。
いわゆる国産奨励の意味で、何分にもご愛読を願いたい」
時代を超えて読み継がれる名著「半七捕物帳」をはじめ多くの怪談や人情物などを著したエンタメ小説の源流、岡本綺堂の珠玉集!
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