世間とズレちゃうのはしょうがない 養老孟司 (著), 伊集院光 (著) PHP研究所 (2024/4/3) 880円

解剖学者(養老孟司氏)とお笑いタレント(伊集院光氏)による、共感だらけの生き方放談。

待望の文庫化!

≪「東大卒の医学博士、解剖学者であり大ベストセラーの著者である先生に対し、伊集院光ごときが親近感?」と笑われるかもしれませんが、同じ匂いを感じるのです。その匂いの元が何なのか、先生のご著書『半分生きて、半分死んでいる』(PHP新書)を読んでいてピンときました。「別に世間が間違っているわけではない。間違っているのは、自分のほうかもしれない。だけど世間と自分がズレていることだけは間違いない。ひょっとすると、そのズレが、物書きになる原動力か、と思う」――この文章を初めて読んだとき、僕は救われたような気がしました。僕が感じていた先生との共通点は「世間からズレている」ことです。≫(「はじめに(伊集院光氏)」より抜粋)

世間からズレている。

そんな自分自身とどう付き合って生きるか。

どう世間と折り合いをつけて生きていくか――。

お互いの人生体験を振り返りながら、楽しくもマジメに考えあう。生き方のヒントが満載!

「文庫版まえがき(伊集院光氏)」「文庫版あとがき(養老孟司氏)」を新たに収録。

<本書の主な内容>

第一章 僕らは世間からズレている
・先生、ゲーマーの味方をしてくれましたね
・僕は医者に向いていなかった
・棺桶を持って非常階段を降りたことある? ほか

第二章 僕がなんで不登校になったのかというと。
・変な手間をかけてる昆虫が生き残っていますよね
・サンドウィッチマンが売れた理由は
・先生と「男と女」の話をするとは! ほか

第三章 世間って、そもそも何でしょう
・ゴキブリが嫌われるのは「意味不明」だから
・お笑いは基本「笑われる」ことを嫌うんです
・世間には不必要な人間が必要ですよね ほか

第四章 たまに世間から抜け出す方法
・思いつめてしまったら猫を見てください
・一度外れてしまうのもありですよね
・今のお笑いは専門学校に行く。大変ですよ ほか

第五章 先生のその発想は、 どこから来ているんですか?
・理屈じゃないことがこの世には存在するという理屈
・最近は、嫌いなもの潰しをしています
・「幽霊は現実だ」といえる場合がある ほか

第六章 「シーラカンス」がいることは、希望ですね
・AIに仕事を取られるとよく言いますが
・人がいらない社会をつくってどうするんだろう
・僕の次のステップは「おもしろすぎないトーク」です ほか

著者について
養老孟司(ようろうたけし)
1937年鎌倉市生まれ。東京大学医学部卒業後、解剖学教室に入る。95 年、東京大学医学部教授を退官し、同大学名誉教授に。89年、『からだの見方』(筑摩書房)でサントリー学芸賞を受賞。著書多数。

伊集院光(いじゅういんひかる)
1967年東京都生まれ。高校中退後、三遊亭楽太郎(6代目円楽)に入門し三遊亭楽大として活動。その一方、伊集院光の芸名でラジオ番組に出演し人気を博す。90年に落語家を廃業。豊富な知識を活かしてクイズ番組などの出演も多い。映画やドラマにも多数出演。

「壁シリーズを出された養老先生と伊集院さんの楽しいやり取り。多様性の話、AIの課題、短い会話の中から凄い視点が読み取れる。」

「伊集院光と養老孟司の対談で、世間とのズレや折り合いを付けて行く生き方、空気を読むなどがテーマの本です。
対談なので、とても読みやすい文体です。
世間とズレている生き方を怖がっている伊集院さんが、養老先生から昆虫や脳の話、解剖学の話、都市化の話などを上手に引き出していて、面白いです。」

「伊集院氏の柔らかな口調と養老先生のきりっとした口調の文章で綴られています。お二人の会話から逆に世間といわれているものがいかにつまらないものなのかが、あぶりだされている点が面白いところです。お二人各々が確かな論理をお持ちなので、説得力があります。
私も世間(社会とは違います)とズレているので共感できます。」


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