こんな人生に、使命は宿るのか。片足の祖父、不登校の甥、大切な人を失ったみのり。
絶望に慣れた毎日が、一通の手紙から動き出す。
慟哭と感動の傑作長篇。
2階一般書売場からお知らせです。
今月の新刊の中でも、特におすすめの1冊です。
角田光代『タラント』中央公論新社
むむぅぅと唸る、素晴らしい筆致。胸に残る言葉、忘れられないエピソードに溢れる作品です。 pic.twitter.com/L3focLpdj9— 教文館〈公式〉 (@kyobunkwan) February 19, 2022
著者について
角田光代
1967年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部文芸科卒業。90年「幸福な遊戯」でデビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、2003年『空中庭園』で婦人公論文芸賞、05年『対岸の彼女』で直木賞、07年『八日目の蝉』で中央公論文芸賞、11年『ツリーハウス』で伊藤整文学賞、12年には『かなたの子』で泉鏡花文学賞及び『紙の月』で柴田錬三郎賞を、14年『私のなかの彼女』で河合隼雄物語賞、21年『源氏物語』の完全新訳で読売文学賞を受賞。その他の著書に『月と雷』『坂の途中の家』『私はあなたの記憶のなかに』『銀の夜』、エッセイ集『世界は終わりそうにない』『わたしの容れもの』『月夜の散歩』などがある。
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