千の顔をもつ英雄　ジョーゼフ・キャンベル (著), 倉田真木 (翻訳), 斎藤静代 (翻訳), 関根光宏 (翻訳)　早川書房 (2015/12/18)　上下各990円

2024年7月4日 2024年7月4日

abundant

古今東西の神話・民話から物語の本質を解き明かすクリエイター必読の古典的名著

神話の膨大なサンプルを分析した結果、

英雄神話には「出立→イニシエーション→帰還」と

いう驚くほど一貫した共通パターンがあることが見えてきた。

私たちはなぜ、今もなおこれらの構造を持った物語に魅了されるのか。

フロイトやユングの精神分析論を用いながら、

民族や時代を超えて人間の心の潜む普遍的欲求を明らかにしていく神話論の決定版。

出合ってから30年というもの、
この本は私を魅了し、インスピレーションを与え続けてくれている。
――ジョージ・ルーカス

世界最古の英雄譚といわれるギルガメシュの冒険からオデュッセウスの苦難の旅、

ブッダの修行、イザナギとイザナミの物語まで、

古今東西の神話や民話に登場する「英雄」たちの冒険を比較すると、

心を揺さぶる物語の基本構造が見えてくる――。

ジョージ・ルーカスに〈スター・ウォーズ〉創造のインスピレーションを与えるなど、

世界中のクリエイターたちに多大な影響を与えた

神話学者キャンベルによる古典的名著の新訳版。

今月の新刊『100分de名著』

到着が楽しみです

クリエイターに多大な影響を与えていることで知られる、神話学の名著『千の顔をもつ英雄』。
「英雄の旅」と呼ばれる構造を通して、私たち一人ひとりの人生の軌跡を「内面的な成長の道のり」として読み解く。

詳細こちらです??https://t.co/5OKMNDzLCW pic.twitter.com/Qs9XYhNE5D

— 名著解説ラジオ(雪かわ) (@nandatteiijyann) June 17, 2024

「より現実的に神話を身近な存在として上より私たちに近い距離感で現してある。
どの神話も同じことを言っているだけで、真実はひとつなのだそうだ。
特異性のある神話はなく、同じことを言葉を変えて言ってあるだけなのだそうだ。
そこには法則があり、真実がある。」

「以前の訳は難解な部分が多かったのですが、この新訳版はとてもわかりやすく訳されているので買ってみて本当によかったです。キャンベルの神話観が以前より見えてきたし、神話をもっともっと知りたくなりました。」

「確かに興味深い内容ですが、神話に日常的に触れていない人にとっては少し難解だと思います。エピローグは深い内容なので必読かも。。しかし、上下巻読まなければ理解できないかといえば、そうでもないかと思います。」