アドラー心理学とスポーツ心理学のエッセンスを融合させて、スポーツ選手の心を整え育む方法を紹介。
【新刊】
大修館書店 スポーツ心理学のフロンティア
『スポーツ選手のためのアドラー心理学』内田若希
アドラー心理学とスポーツ心理学のエッセンスを融合させながら、選手の強みとしての特性を引き出し、より良い競技生活を送る方法と、選手の人間的成長を促す勇気づけのあり方を提示する。 pic.twitter.com/vl5zWNUXYK— 【非公式】中央大学生協多摩書籍店 (@uo_chuocoopbook) August 24, 2021
「アスリートはアスリートである前にまず人間なのだ!超人的な努力を重ねることが「当たり前」と思われがちなアスリートに対する、著者の深い愛情が感じられる。
アドラー心理学の出版物は、他のアドラー本からの”摘み食い”や自身の著作の”焼き直し”が多いが、本書はgrass rootsである。またウィリアム・ジェームズやマーティン・セリグマンなどアドラー以降の心理学者との対比も怠っていない。
アドラー心理学は精神的な健常者を対象としている。知的障害や精神疾患がある場合、残念ながら適応は難しい。本書はその点にも言及しアドラー心理学の適応限界もきちんと伝えている。また全体論、目的論などアドラー心理学に固有な概念も丁寧に説明している。
アスリートのみならずアドラー心理学をこれから学ぼうとする人にも大変適した良著だと思う。」
「心理学…というと小難しいイメージがありましたが、わかりやすい例えが多く理解しやすかったです。
3章はかなりひきこまれて一気読みでした。「感情を用いた他者のコントロール」「自分のメガネ」「褒めると勇気づけ」など、親子や友人などの関係にも活かせるヒントが詰まっていました。
アドラー心理学に興味があるけれど、難しい本はちょっと…という人は、一読の価値ありだと思います。ちなみに、個人的には3章でたくさんの気づきを得られて、あまりにグッときて泣きそうでした。ステキな気づきをもたらしてくれたことに感謝です。」
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