「ぼく」は13歳になった。
そして親離れの季節が――。
80万人が読んだ「一生モノの課題図書」、ついに完結。
13歳になった「ぼく」の日常は、今日も騒がしい。
フリーランスで働くための「ビジネス」の授業。
摂食障害やドラッグについて発表する国語のテスト。
男性でも女性でもない「ノンバイナリー」の教員たち。
自分の歌声で人種の垣根を超えた“ソウル・クイーン”。母ちゃんの国で出会った太陽みたいな笑顔。
そして大好きなじいちゃんからの手紙。
心を動かされる出来事を経験するたび、「ぼく」は大人への階段をひとつひとつ昇っていく。
これは、読んでくれたあなたの物語。
そして、この時代を生きるわたしたちの物語――
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー2』#ブレイディみかこ 著#読了
「ぼく」は13歳になった。
そして親離れの季節がやってきたーー。今作も小説のように読みやすく、しかし提示されてるテーマは考えさせられる素敵な作品でした。#本好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/YmvcYrAS8B— チエ@本好き (@4gtcnOAIBxWVlv7) September 28, 2021
【目次】
1.うしろめたさのリサイクル学
2.A Change is Gonna Come ――変化はやってくる――
3.ノンバイナリーって何のこと?
4.授けられ、委ねられたもの
5.ここだけじゃない世界
6.再び、母ちゃんの国にて
7.グッド・ラックの季節
8.君たちは社会を信じられるか
9.「大選挙」の冬がやってきた
10.ゆくディケイド、くるディケイド
11.ネバーエンディング・ストーリー
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー2』ブレイディみかこ#読了
政治の話から”ぼく”の友人関係まで家族で話し合えるのって羨ましいなと思った。社会問題について考えて意見を持ってる”ぼく”も、子どもの悩みを真剣に聞いてくれる両親も私の周りにはなかなかいない。 pic.twitter.com/pxHhksqUV6— せら@読書垢 (@qphrbjbTDBcwxhi) September 24, 2021
「イギリス社会を背景に貧困問題、人種問題、性差別、格差社会、失業者・生活保護、子育て問題などが取り沙汰されて、「それでも君は社会と信じる事ができるか?」という題材がでてきます。戦後のイギリスにおける社会福祉政策「ゆりかごから墓場まで」というスローガンと今の現実。まさに「一生モノの課題図書」です。」
「ずっと読んでいたい。是非3もお願いしたいです。
何で好きなんだろうなぁと考えると、ちょっと悲しい話も含めて、どのエピソードも田舎の縁側で夕方柔らかい風に当たっているような、優しい気持ちになる読後感があります。対息子さんだけでなく、人格へのリスペクトと愛情が根底にあるからなんでしょうね。
日本に居ては肌感で分からない現在のダイバーシティのこと、背景の各地域の文化のこと、格差のことなど考えさせられながら、多くの学びも得ることが出来ました。」「今回も色々考えさせていただきました。
アフリカの女子学生のお母さんの言葉『あの子はみんなの中の1人』は、響きました。
No.1やOnly 1なんて言うのは、どこかに属しているから言えることなんだと。才能って、属しているから輝くものだと気付かされました。」
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