神社は神道よりも先にあった。
出雲、熊野、伊勢、諏訪――交通の要衝ではなかったり、都から離れていたりする場所になぜ巨大な信仰圏があるのか。
古代の勢力圏と神話、および朱やメノウ、黒曜石、翡翠などの産地(火山地帯)との関係を研究してきた著者が現地に赴いて見て感じたこと。
また、数多くの文献を渉猟して得た、自説を補強する卓見の数々を文中で紹介。
8月19日に『聖地の条件 神社のはじまりと日本列島10万年史』が発売されました。と、21日放送の『ブラタモリ』が諏訪の回で、タモリさんが本書の主張と同じく、断層に沿ってなぜか有名な神社、聖地が続くんですよと仰ってビックリ!豊川稲荷、伊勢神宮、石鎚山の名が立て続けに出て興奮いたしました。 pic.twitter.com/51jBXEuK5x
— 双葉社文芸出版部 (@shousetsusuiri) August 23, 2021
目下の定説では日本にホモサピエンスが暮らし始めたのはおよそ4万年前とされているが、出雲の砂原遺跡の12万年前の地層から石器が見つかるなど、新しい地平も見え始めている。
宝玉(鉱石)、温泉、噴火、断層、神話――様々な角度からロマンある古代史の世界に大胆に斬り込む一冊。
読めば納得!
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