直木賞作家の新境地。
東京の古びた団地が舞台の、生と死をめぐる成長譚。
とある団地で5歳上の姉・七海と暮らすみかげ。
父とは死別し、母は数年前に出て行ったきり。
家計を支える姉に心苦しさを覚えながらも、ぜんそく持ちで、かつ高校でいじめに遭い定時制高校に通っていることもあり、自分の無力さにうちひしがれて、未来に希望が持てず「死」に惹かれはじめる。
みかげとぜんじろうさんの距離が少しずつ縮まっていく様子がとても好きでした。
気持ちが温かくなるお話です。窪美澄さん「タイム・オブ・デス、デート・オブ・バース」
筑摩書房さんから12月19日発売予定です。 pic.twitter.com/luwuX3XdTr— 本ねこ (@ZrIpk9) December 18, 2022
そんな彼女の前に団地警備員を名のる奇妙な老人・ぜんじろうが現れ、みかげの日常が変わっていく――
刊行前から全国の書店員さんたちの熱い感想が続々。新たな夜明けをもたらす、温かさあふれる長編小説。
装画=宮崎夏次系
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