トリニティ 窪美澄(著) 新潮社 (2021/8/30) 935円

仕事、結婚、男、子ども。すべて求めるのは罪ですか――。

昭和、平成、そして今を生きるすべての女性に捧ぐ、著者の新たな代表作。

第36回織田作之助賞受賞作 第161回直木賞候補作。

仕事、結婚、男、子ども……私はすべて手に入れたい。

欲張りだと謗られても――。

1960年代、出版社で出会った三人の女。

ライターの登紀子は、時代を牽引する雑誌で活躍。

イラストレーターの妙子は、才能を見出され若くして売れっ子に。

そして編集雑務の鈴子は、結婚を機に専業主婦となる。

変わりゆく時代の中で、彼女たちが得たもの、失ったもの、そして未来につなぐものとは。

渾身の長編小説。

「高度成長期を経て現代に至るという舞台、女性の社会進出、3世代の登場人物等、前述した「みかづき」(森絵都)と共通する点が多いが、こちらの方が最終章まで重厚さを維持しているという点で、より優れていると感じた。」

「出版社の雑誌の仕事で関わりを持った3人の女性。イラストやライターとして仕事は別々であり、普段の関わりも薄いものの、昭和から平成にかけての時代背景とともに、女性の生き方を映し出していく。必ずしもハッピーエンドの終わり方ではないが、それぞれの人生を必死に生きた模様が、後半にかけて読み応え出てくる。前半が冗長すぎて、方向性が見えないものの、途中からは読みやすい。」

「50年前も現在もテクノロジーの差はあるけれど人間がする事はあまり変わらない。」


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