動きのコツを教えます 生野達也 (著) 協同医書出版社 (2021/11/5) 3,850円

自宅でできる脳卒中当事者のリハビリ・ガイド

身体の感じ方を通して脳と対話する練習法

【脚のリハビリ・・・全41メニュー】 【手のリハビリ・・・全12メニュー】

専門家によるすべての練習メニューを紹介します。

これまで脳卒中片麻痺による運動機能障害のリハビリテーションに携わってきた「動きのコツR研究所リハビリセンター」が提供する、機能回復のための練習の全メニューを紹介。

センターでは脳卒中後の病院リハビリテーションを終えて自宅に戻った方々を対象に、

★【発症から180日後の改善をあきらめないこと】 モットーとして、
★【特別な道具や設備を必要としない自宅の環境】 のなかで、
★【身体の動き方のコツを自分で体感】 しながら、
★【「自宅でひとり」で進めることのできる練習方法】 を開発。

その練習メニューを、イラストとテキストで丁寧に解説しています。

人間の脳は、途絶えることなく変化し続ける力を秘めています。その潜在力を生かすためには、本人が自身の身体の動く感覚に耳を傾けながら、それを実際の身体の動きに引き出すためのコツが必要です。

そのコツを提供するために書かれたのが本書であり、自分自身の身体感覚に耳を傾けることから出発する、自宅でできるリハビリテーションのガイドブックです。

目次

【第1章】リハビリのための脳科学
*リハビリの目的は脳を書き換えること
[ステップ1]麻痺している側の手足を生活で使う
[ステップ2]身体の感覚を意識する
[ステップ3]がんばらずにゆっくり動く
[ステップ4]簡単な動きから始める

【第2章】具体的なリハビリの進め方
・リハビリ前の状態を確認する
・動きにくさの原因を知る
・リハビリをする
・リハビリ後の状態を確認する
・リハビリ方針を決める

【第3章】ひとりでできるリハビリ:脚編
[場面別/脚のリハビリ] (1)動きの難易度:高・内反の方向け「(歩く基礎)内反」
(2)動きの難易度:中・内反の方向け「(立つ基礎)立位左右重心移動」
(3)動きの難易度:低・内反の方向け「(立ち上がり基礎)屈曲相と伸展相」
(4)動きの難易度:低「(座る基礎?)左右重心移動」
(5)動きの難易度:低「(座る基礎?)骨盤前後傾」
(6)動きの難易度:高・ひざ折れの方向け「(歩く基礎)ひざ折れ・クロウトゥー」
(7)動きの難易度:中・ひざ折れの方向け「(立つ基礎)立位左右重心移動」
(8)動きの難易度:低・ひざ折れの方向け「(立ち上がり基礎)屈曲相と伸展相」
(9)動きの難易度:高・反張ひざの方向け「(歩く基礎)反張ひざ」
(10)動きの難易度:中・反張ひざの方向け「(立つ基礎)立位左右重心移動
(11)動きの難易度:低・反張ひざの方向け「(立ち上がりの基礎)屈曲相と伸展相
(12)動きの難易度:高・「(歩く基礎)ぶんまわし、ひっかかり、足が重い」
(13)動きの難易度:低「(座る応用)食事中に左右に手を伸ばす」
(14)動きの難易度:低「(座る応用)食事中に斜めうしろへ手を伸ばす」
(15)動きの難易度:低「(座る応用)トイレで大便を気張る」
(16)動きの難易度:低「(座る応用)トイレで座ってお尻を拭く」
(17)動きの難易度:低「(立ち上がり応用)手すりの使い方による難易度調整」
(18)動きの難易度:中「(立ち上がり応用)椅子とソファの違い」
(19)動きの難易度:中「(立つ応用)立って歯磨き」
(20)動きの難易度:中「(立つ応用)キッチン 前かがみで洗い物」
(21)動きの難易度:中「(立つ応用)キッチン 横に手を伸ばす」
(22)動きの難易度:中「(立つ応用)キッチン しゃがむ」
(22)動きの難易度:中「(立つ応用)キッチン しゃがんで横に手を伸ばす」
(23)動きの難易度:中「(立つ応用)キッチン 斜めうしろに手を伸ばす」
(24)動きの難易度:中「(立つ応用)キッチン 背伸びして上の棚に手を伸ばす」
(25)動きの難易度:中「(立つ応用)キッチン 麻痺している側への横歩き」
(25)動きの難易度:中「(立つ応用)キッチン よい側への横歩き」
(26)動きの難易度:中「(立つ応用)トイレのレバーに手を伸ばす」
(27)動きの難易度:中「(立つ応用)トイレでお尻を拭く」
(28)動きの難易度:中「(立つ応用)トイレでスボンの上げ下げ」
(29)動きの難易度:中「(立つ応用)洗濯物を干すためにベランダの段差をまたぐ」
(30)動きの難易度:中「(立つ応用)電車やバスでバランスを取る」
(31)動きの難易度:高「(歩く応用)うしろ歩き」
(32)動きの難易度:高「(歩く応用)階段のぼり」
(33)動きの難易度:高「(歩く応用)階段降り」
(34)動きの難易度:高「(歩く応用)速く歩く(横断歩道)」
(35)動きの難易度:高「(歩く応用)坂道のぼり」
(36)動きの難易度:高「(歩く応用)坂道くだり」
(37)動きの難易度:高「(歩く応用)横斜面を歩く・斜面が麻痺している側下がり(麻痺している側が斜面の下がっているほうになる)の場合」
(37)動きの難易度:高「(歩く応用)横斜面を歩く・斜面が麻痺している側上がり(麻痺している側が斜面の上がっているほうになる)の場合」
(38)動きの難易度:高「(歩く応用)砂利道、砂浜の場合」

【第4章】ひとりでできるリハビリ:手編
[場面別/手のリハビリ] (1)動きの難易度:高「(あまり動かない方)机の上に置いた紙を麻痺している側の手で押さえて書く」
(2)動きの難易度:中「(あまり動かない方)座った姿勢で麻痺をしている側の手をラクに机に置く」
(3)動きの難易度:低「(あまり動かない方)座った姿勢で麻痺の手をラクに太ももに置く」
(4)動きの難易度:高「(ある程度動くけれど使いにくい方)麻痺している側の手でスプーンを使って食べる、食材なし→食材ありへ」
(5)動きの難易度:中「(ある程度動くけれど使いにくい方)麻痺のある手でスプーンを使って机上を移動させる」
(6)動きの難易度:高「(ある程度動くけれど使いにくい方)麻痺している側の手でスプーンを使って食べる、食材なし→食材ありへ」
(7)動きの難易度:高「(ある程度動くけれど使いにくい方)ペットボトルを麻痺のある手で持って飲む、水なし→水ありへ」
(8)動きの難易度:中「(ある程度動くけれど使いにくい方)ペットボトルを両手で持って飲む」
(9)動きの難易度:低「(ある程度動くけれど使いにくい方)ペットボトルを両手で少し持ち上げる」
(10)動きの難易度:高「(ある程度動くけれど使いにくい方)お皿を口元まで運ぶ、食材なし→食材ありへ」
(11)動きの難易度:中「(ある程度動くけれど使いにくい方)お皿を少し持ち上げる、食材なし→食材ありへ」
(12)動きの難易度:低「(ある程度動くけれど使いにくい方)お皿を太ももに置く、食材なし→食材ありへ」

「まさか本でリハビリできるなんて思わなかった、今まで言われていたことがそういうことだったのカァと理解できたこと、やってみたところ改善があったことが素晴らしいこんなに細かく、書いた人のあいがかんじられる、専門の教科書にすべき。」

「脳梗塞、脳出血当事者向けのバイブルです。患者さんのみならず、ご家族、関わるセラピストも含め知っておくべき内容が記されています。見やすく、読みやすく、知りやすい本だと感じました。かなり読み手を意識された構成です。とっても参考になりました!」

「当事者にとってはリハビリのバイブル是非家族にも知って欲しい内容が盛り沢山です言葉で表現しにくいコツがイラストでわかりやすくなっていますリハビリ入院中当時にほしかった」


(↑クリックするとAmazonのサイトへジャンプします)

 

おすすめの記事