女優、スリ、夫婦、ベルマン……騙しているのは誰だ?
100年の歴史あるホテル、最後の一夜に一気読み&二度読み必至!
伝統ある超高級ホテル「ヴィクトリアン・ホテル」は明日、100年の歴史にいったん幕を下ろす。
特別な一夜を過ごす女優、スリ、作家、宣伝マン、老夫婦、そしてベルマン。それぞれの思惑が交錯したとき運命の歯車が軋み始め――
ラスト30ページに特大の衝撃と深い感動が待つ、エンターテインメントを極めた長編ホテルミステリー!
『ヴィクトリアン・ホテル』下村敦史 #読了
色んな人の多様な価値観。全てを受け入れることは出来ないから、自分の表現で救われる人のために表現し続ける。
100年もの歴史のあるこのヴィクトリアンホテルが舞台だからこそ、深みが増すのだろう。
人々を包み込む、”優しい”物語。 pic.twitter.com/Fh9RSsmfmB— ぽぽんず??´- (@ponju_book) May 10, 2023
「この作者の本を初めて読んだ。とても読みやすく、面白い。このような書き方は、ヘェ?と感じました。決して嫌いではないが、星四つです。」
「閉館が決まったホテルを訪れた客達が主人公。始めは無関係な人物達が段々と関係してきて、でもほんの少しずつ違和感を刷り込んでいく。トリックについては古典的ではあるのだが、途中まで気が付かず「うん?」と思わせたあたりで読者にも不信感を与えて謎が明らかになる。トリックが判明した後は、ちょっと引っ張り過ぎ。丁寧に説明して、着地点を綺麗にしたともいえるが、ミステリーとしてはしりすぼみ感が出てしまった点は残念。」
「欲を言うなら、もう少し洗練された文章を提供して欲しい。ミステリーとはいえ、文壇の一翼を担うプロなら、表現をもっと磨いて欲しいです。あと、「とんでもありません」(201頁)なんて日本語はありませんから。」
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