ウルトラ・ダラー 手嶋龍一 (著) 小学館 (2020/12/8)

ダブリンに新種の偽百ドル札「ウルトラ・ダラー」あらわる――。

一報を受けたBBCの東京特派員にして英国情報部員のスティーブンは、インテリジェンスを頼りに、国際諜報戦の暗部を照らし出す。

浮かび上がってきたのは、米国、中国、北朝鮮の危険極まりなき謀略だった。

1968年の日本人拉致から2002年の日朝首脳会談、そして偽札製造までを一本の線でつないだ本作は、「現実の事件が物語を追いかけている」と評された。

解説:歴史学者・山内昌之氏
<手嶋龍一氏の『ウルトラ・ダラー』は、もはやスパイ小説という古典的領域を乗り越え、日本人初のインテリジェンス小説のフロンティアを切り開いた作品となっている。手嶋氏の文学的世界それは、通常の文学修業や創作活動の延長ではまったく不可能な新しい文学ジャンルなのである>

【編集担当からのおすすめ情報】
手嶋龍一氏のインテリジェンス小説が、小学館より順次刊行されます。第一弾の『ウルトラ・ダラー』は、日朝首脳会談に至る日本外交の暗部を克明に描いたことで、霞ヶ関を震撼させました。本作品では、作品の背景について自ら解説した「15年目の著者ノート」も収録しています。

「作者の手島龍一氏がNHKワシントン支局長時代に仕入れた情報をもとに書いたものだと思いますが、日本人職人の失踪・拉致事件と北朝鮮のドルの偽札作りがしだいに結びついていくCIAとMI6のインテリジェンスがらみの小説です。読み始めたら引き込まれてしまう、とても面白い本です。」

「たまたま古本で見つけ、知人に勧められていたのを思い出して購入しました。こういう世界があるんだろうなぁ、と思えただけでも良かったです。」

「どんどん先を読みたい内容。予想より遥かに面白く勉強にもなりました」


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